参院選・香川) たなべ健一さんが統一候補だという意味について。市民による統一、だということ。



参院選の公示日(告示日)を迎えて今日で3日目。

まずは手持ちの仕事を終わらせないと落ち着かない、ということで、パソコンに向かう日々。雨が続いていますが、止んだタイミングを見計らって田植え。

夜の8時からは毎日、タナケンTVを観る。香川選挙区の野党統一候補、たなべ健一さんの選挙事務所からネットで毎日生放送される番組です。




第3回は、ゲストに「市民連合@香川」の代表、近藤こうじさんが登場。

市民連合@香川は、全国の市民連合と共同で、安保法制を廃止する運動を展開していこうという思いで2016年4月に結成。党派や立場を超えて、安保法制を廃止して立憲主義を回復しようという一点で集まった団体とのこと。

「選挙に行くこと」について、司会のヒロさんに質問された近藤さんは、こう回答されました。

だんだん、支持する政党がなくなってしまった。あるいは、政治はもう変わらないんだと思っている人たちが多くなってきましたよね。だから投票率はどんどん下がっていく。投票に行かない人たちが何にも考えいないかというと、私はそう思わないんですね。やっぱり、今の政治はダメだと。でも、どこへ託してもたいして変わらないんじゃないか。私たちが一票を入れなくても、入れても、政治は変わらないんだと。こんなふうな諦めの人たちが大半で、投票に行かないという行動になっているんだと思うんです。でも、今回、私たちは、安保法制という憲法違反の法律をなくして、憲法が支配する国を取り戻したいと、こういう思いだけで運動しているわけですから、どの政党もないという人たちこそ、私たちの統一候補に一票入れてもらえれば、これは、政治を大きく変える力になるわけですね。バラバラな小さな政党がたくさんあるときには、一票が、実際政治を動かすところまでは行かない。でも、今回は、一つのことだけを目標にした候補が生まれたわけですから、「今の政治はダメだ」「政治を変えることはできないんだ」と諦めている人たちに、統一候補に票を入れてもらうことによって、実は政治を変えることができるんだ、ということを私たちは訴えたいんですね。

全国で32区ある「一人区」(定数が一人の選挙区)全てで野党統一候補が決まり、その中で、もともと共産党候補予定者だった人に統一したのは香川が唯一です。共産党はこれまで、全ての選挙区で立候補者を出すのを基本としてきましたが、野党統一のために、ほぼすべての選挙区で共産党公認候補を降ろしたわけです。民進党や社民党など、党派を超えて、共産党公認の統一候補を出すというのはかつてありえなかった、とのこと。

共産党公認なんていうのは意味がないわけです。野党統一じゃなくて、市民たちの統一した、そういう候補だということだと思います」

と語られていました。マスメディアの報道ばかり見ていると、そういう認識が得られにくいと思いますが、実際、4野党の支持者らが事務所に応援に訪れているようです(民進党は「自主投票」を発表していますが、民進党の支持者らも連日、事務所を訪れて手伝っているとのこと)。

田辺健一さんの第一声についての感想は…
どんどん成長していますね。私がうれしいのは、日本共産党公認候補の顔から野党統一の顔に変わっていってると。ここは非常に、素晴らしいところだと思いますね
まさに。日に日に、生き生きとして使命感に燃えた表情を見せてくれています。番組の後半、街宣から戻った田辺さんが登場します。この日、低賃金や不安定な雇用の実態を演説で訴えていると、ショッピングセンターの交差点でうなずいてくれた人が何人もいたらしく、「そういう社会を今回の選挙で変えていきたい」と語っています。

番組の最後は、くじ引きで田辺さんへの質問コーナー。小さいころの夢は、「(ゾウさんではなく)キリンさんになりたかった」らしく、「首が長くて遠くまで見渡せるキリンさんに憧れていました」とのこと。


全国の統一候補の情報については、こちら(「市民連合」ウェブサイト)をご覧ください。


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