ヒノキの木琴「ヒノッキン」、保育園で森の大切さを伝える「里山ふれあいプロジェクト」でデビュー


これは何でしょう?

間伐したヒノキでつくられた楽器で、「ヒノッキン」といいます。ぼくは「フォレスターズかがわ」という、森づくりや環境教育などを行う団体(NPO)に参加していて、先輩のメンバーによる手作り作品です。

左から順に「ドレミファソラシド」の1オクターブの音階になっています。

間伐してすぐのヒノキだと水分がありすぎて音が響かないので、しばらく乾燥させておく必要があります。

乾燥させたヒノキの幹を4等分して、内側を削って音程を調整しています。


左から順に「ドレミ」。左の方がたくさん削っていることからわかるように、たくさん削れば削るほど、音が低くなります。

土台などもすべて、森で間伐したヒノキでできています。秋のまだ寒くなりすぎない頃に間伐したヒノキは、伐ってすぐだと皮がつるっと剥がれ、ヒノッキンの支柱のような状態になります。真冬はヒノキの水分がなさすぎて皮がむけず、真夏や今のじめじめした時期だと、皮をむいた後にカビが生えやすくなります(そういうときはタワシでこすって水洗いします)。


マレット(叩く棒)も、太めの枝と細い枝を組み合わせてつくられています。

フォレスターズかがわでは、幼稚園や保育園に出向いて、木や森の話をして森林の大切さをこどもたちに伝える「里山ふれあいプロジェクト」というのを行っています。「アルプスの少女ハイジ」に出てくる「アルプホルン」という木でできた世界一長い楽器を紹介しており、今日は、それに加えてヒノッキンもデビューしました。(フォレスターズかがわ Blog「綾川町の「昭和認定こども園」で里山ふれあいプロジェクト。ヒノッキン初登場!」)。



こちらは、それに向けた練習の様子。乾いた、なんともいい音がします。





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