カレーには「らっきょう派」でしょうか? 「福神漬け派」でしょうか? ぼくは「両方派」ですが、どちらか一つを選べと言われたら、らっきょうでしょうか…。
らっきょうを漬けてみようと、コープ自然派の宅配で1キロ頼みました。
作り方は、東城百合子さんの「家庭の味 手作り食品」という本などを参考にしました。
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「らっきょう漬」の説明には、
(略)カレーライスの薬味に添えるとカレーのおいしさが倍になります。
と書かれていて、「倍!?」と笑ってしまいました。この本は、さりげないユーモアにあふれています。
「求めたらとりあえず漬けます」ということで、まずは海水くらいの塩水に漬けておけば、あとで時間のあるときに本漬けにできるとのこと。
らっきょうは切らず、泥を落としておきます。
こうしておけば長期保存もできると書かれていますが、うちでは、1週間くらい経つと発酵して泡がぶくぶくし始め、2週間後には塩水の表面に白や緑のカビが現れました。うちはなんでもすぐに発酵したりカビが生えたりしやすいというのもありますが。塩分を多めにしておけば大丈夫なのかもしれません。
らっきょう漬けは、ぼくは完全に撮影係で、相方が全部やってくれました。まずは、塩漬けにしてあったらっきょうの薄皮をむき、根っこと茎の部分を包丁で落としていきます。
1キロだとこれくらいの量になります。
「らっきょう漬け」といってもいろいろありますが、定番の「甘酢漬け」にします。
お酢はこれを使いました。
福井の河原酢造というところのお酢で、福井、秋田、石川産の有機栽培のお米を材料とし、伝統的な「静地発酵」という方法でつくられています。
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このお酢を一瓶全部使いました。甘みはハチミツを使用(砂糖を使わない理由はこちら)。本のレシピには「みりん」と書かれていますが、家になかったので代わりに日本酒を使用したそうです。
真ん中に浮いているのは、去年育った「香川本鷹唐辛子」という、香川の在来種のとうがらしです。一時は絶滅が危惧され、「幻のとうがらし」とも言われていたそうですが、復活させる運動があり、うちの畑でも毎年育てています。風味がいいです。
これらを一緒に煮立てました(上の本では、酢と赤とうがらし以外を煮立て、冷ましてからこれらを入れると書かれていて、いろいろやり方があるようです。本に載っているレシピの分量まで書いてしまうのはどうかと思うので、つくる方はネットで調べてみてください。いろいろレシピがでてきます)。
冷ましてから、らっきょうを入れたビンに注いで仕込み完成!
1カ月くらい待てば食べられるそうです。
初めての自家製らっきょう漬け、どんな味に仕上がるか楽しみです。
ちなみに、上で紹介した本には、らっきょうの「いきなりしょう油漬」「味噌漬」「いきなり甘酢漬」などのつくり方も載っています。
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