森林活動のときに発見されたキノコ。
傘の裏側はこんな様子。
この種のキノコは、傘の裏側をナイフや爪で引っ掻いてみて、青く変色すると毒キノコらしい(青くならなくても毒キノコの場合もあるので注意!)。青く変色しなかった。
家に持ち帰り、ネットで調べてみると、ヤマドリタケモドキに似ているが、軸がずいぶん黄色いので、おそらくキアシヤマドリタケだろうと判断した。毒キノコだったら大変なので、あれこれ1時間以上調べたが、それでも確信が持てないのがキノコの難しいところ。
ヤマドリタケの仲間は、軸がレースのように網になっているのが特徴らしい。このキノコもそうなっている。
毒キノコであり、傘の裏側を傷つけると青くなるのは、ドクヤマドリというらしい。
いろいろ調べた結果、ほぼ確実に大丈夫だろう、と思い、食べてみることにした。
まずは、水に浸けて虫出し。
水に浸けておくとキノコに入っている虫が出ていくらしいが、今回、虫は見られなかった。
包丁で切ってみると、こんな断面。片方はぷりっとして、もう片方はスポンジ状。
2本で結構な量になった。
キノコの毒は水溶性のものが多いらしく、念のため、まずはお湯で茹でた。
炒めたほうが美味しそうなので、その後、フライパンで炒めた。
塩を振って完成!
食べてみると、風味はあまりしないが、まずまずのお味。もっと美味しい食べ方がありそうに思った。シャキッとしたキノコではないので、汁物にしたほうが美味しいかもしれない。
毒キノコは食べた直後ではなく数時間後に症状が出る場合もあるらしく、食べたあと、ちょっと不安でさらにネットで調べた(もう遅いのに!)。
翌朝、何事もなく目覚め、無事生還した心地がした。
ちなみに、キアミアシイグチというキノコもあり、キアシヤマドリタケに似ていて区別が難しいが、前者は苦味があるそうで、今回食べたキノコは苦味がなかったのでやはりキアシヤマドリタケだろうと思う。
【関連記事】
by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)