香川の自動車事故が多いのも頷ける。もっと余裕をもてる世の中に…

香川は自動車事故の発生件数で、全国トップクラスのようだ。

最近、車を運転し始めて、それもそうだろう、という気がする。

まず、走行速度が平均的に速すぎる。制限速度+10キロくらいで走っていても、後ろからせっついてこられることが多い。先日、和歌山の道路を数時間走ったが、せっついてこられることがなく、穏やかに走れた。

左右の確認をせずにすごい速度で飛び出してくる車も多い。よほど自分の運に自信があるのだろう。同じ場所で、同じ軽トラが2回も危なっかしく飛び出してきて、日常的にそのような走りをしているようだが、運がよすぎて自信をつけたのだろう。

煙草を吸いながら運転している人も多すぎる。車から排気ガスを出し、タバコで有害ガスを吸い込んだり排出したりする。いかにもストレスがたまってそうな顔をされていて気の毒になるが、危なっかしくて仕方ない。

方向指示器で合図をせずに車線変更する車も多い。するすると気ままに車線変更して危なっかしいので、車間距離を十分に取るように気をつけている。数台追い越したところで、到着時間はほとんど変わらないだろうけれど、抜かせそうなら抜かさないと気の済まない車も多い。

そんなに急いでどこへ行くのだろう。そんな車が多い割に、車から降りて街で出会う人々はだらだらとしていることが多い。車に乗っているときほど、凶暴な人々も少ないが、車に乗ると鉄板の壁で守られて他人への遠慮がなくなり、気が大きくなるのかもしれない。

そんなむちゃくちゃな運転で、事故が多くても、踏切ではちゃんと止まって左右を確認する車が多い。他人を怪我させるリスクは軽視しても、自分が怪我するリスクは避けようとする・・・そんなもんだろうとは思うが、悲しい現実である。

日常あっての運転、人生あっての運転。運転にはその人の日々の心がけとこれまでの人生が表れている。自分や他人に余裕をもてる人が増えれば、自動車事故は減るはず。


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by 硲 允(about me)
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