地球温暖化の原因といわれている二酸化炭素の大気中濃度が高まると、米の栄養価が低下するという記事を読んだ。
米に含まれるタンパク質やビタミンの量が減少し、数百万の人々が栄養失調の危機にさらされる可能性があるという(米が日々の食事の大部分を占める東南アジアで特に悲惨な結果を招く恐れがあるとのこと)。
一見同じように見える「米」でも、ものによって栄養価がかなり異なることは体感としてわかるようになった。栄養の詰まった米は茶碗1杯で満足するが、そうでない米は、同じ量を食べても物足りなさが残る。物足りない分、たくさんの量を食べる必要があるので、内蔵に負担がかかる。
二酸化炭素濃度が高まった結果、食べても食べても物足らない米ばかりになってしまっては困る。
先日、とある会議で、「自然を守る」というのはちゃんちゃらおかしい、という話になった。人間も大きな自然の一部であり、むしろ自然に守られているのだと。自然を守ってあげるどころか、破壊された自然は怒ってますよ、と。
「異常気象」と言われても、最近までたいして実感がなかったが、今年は見るからに異常だ。夏の暑さにしろ、連続する台風被害に震災。
茹でガエルの話のように、事は気づかないうちに進んでいる。災難が明らかに目に見えるようになってからでは遅すぎる。
大きな流れを一人の力で一気に変えることはできないが、目の前の小さなことに取り組んでいくことが大事だろうと思う。
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by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)
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二酸化炭素濃度が高まった結果、食べても食べても物足らない米ばかりになってしまっては困る。
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