「まちのシューレ963」(香川県高松市)の「九州のモノとヒト展」に行ってきました。


「まちのシューレ963」(香川県高松市)で2018年12月21日~2019年1月8日まで開催されている「九州のモノとヒト展」に行ってきました。

まちのシューレのスタッフの方たちが九州に出向いて直接仕入れてこられたようで(「まちのシューレ」のブログにその様子が書かれています)、器、藍染や天然染料の衣類、はんてん、竹細工、木工、郷土玩具、食品など多岐にわたり、見応えがありずいぶん楽しませていただきました。

欲しいものがいろいろありましたが、買ってきたのはまずこちら…


「今村製陶 JICON(磁今)」(佐賀)の夕顔模様の器。上品かつ、素朴で真面目な感じもします。


立派な箱に入れてくれていてビックリしました。箱に入っていた説明書を見て知ったのですが、釉薬に藁の灰をベースにした天然由来の白釉を用いているそうです。器は食べものを乗せるものなので、釉薬に何が使われているかは気になるところで、藁灰なのはありがたいです。なんともやさしい白です。


こちらは、「しょうぶ学園」(鹿児島)という福祉施設の方々の作品。「しょうぶ学園」の器、絵、和紙の文房具などが置かれたコーナーは、独特の力強いエネルギーが感じられ、見ているだけでなんだか楽しくなってきました。「otto & orabu」という音楽グループもあるらしく、かかっていたCDもパワーがみなぎっていた。


こちらも「しょうぶ学園」の豆皿。手びねりで、余計な作為の感じられない歪みが見ていて心地よい。家のぬか漬け用に。


このポストカードも家に飾りたくて買ってきました。


こういう作品が生まれる背景が知りたくて、しょうぶ学園40周年記念誌「創ってきたこと、創っていくこと ~ここには屈託のない笑いがある。」という本も買ってきました。九州にはまだ行ったことがありませんが、鹿児島のしょうぶ学園もいつか訪れてみたくなりました。

「九州のモノとヒト展」という展示名のとおり、そこに置かれているのはモノですが、それをつくったヒトが感じられるような展示会でした。心をこめて丁寧につくられたモノにはつくってくれたヒトのエネルギーが宿っていて、それを見たり使ったりしていると元気が出てきます。

行ってよかったです。来年1月8日まで開催されています。


【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto