2018年を振り返って。キーワードは「片付け」「軽トラ」「珍妙雑多店」「森と田畑のある暮らし」…


2018年も残すところあとわずかとなりました。

今年もいろいろありましたが、年末になると毎年あっという間だった気がするから不思議です。

いろいろやりさがしたものや散らかったものが多いので、今年の初めに家の中やあちこち、あれこれの整理整頓・片付けを始め、今年は整理と片付けの年にしよう、と思い、それさえできればよしとしようと思っていましたが、案外、いろんなことがあった一年でした。余計なものをなるべく省いて、予定や取り組むことを最低限に抑えておこう、というくらいでちょうどよく本当にやりたいことに取り組んでいけるのかもしれないと思いました。

以前は車を持たない暮らしを選んでいましたが、今年は夏に軽トラをいただいて、移動手段が変わったのが暮らしを結構大きく変えました。徒歩と自転車と電車メインの移動もいいですが、車があると、重たい木をたくさん運んだり、道具をいろいろ積み込んで他所の庭木の手入れやワークショップ、出店に出かけたり、できることが増えました。大量の石油を使い、排気ガスを出すのは望むところではありませんが、一度車のある暮らしを始めると、もとに戻れそうにはありません・・。早いところ、水や藻で走る車など、地球を汚さない車が一般的にならないかなぁ。ぼくが生きている間には、排気ガスで空気を汚す車は過去のものになるだろうと予想しています。


今年は「里の手しごとフェス2018」(@国営讃岐まんのう公園)「MIMOCA de 雑貨店」(@丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)に出店し、「珍妙雑多店」の活動を開始しました。今のところ、和綴じの手製本や和紙でつくったメモ帳、レターセット、ポチ袋、相方作の手縫いの布小物、アクセサリーなどをつくっていて、「雑多店」の名前どおり、これからいろいろとカテゴリーを増やしていく予定です(身近な自然素材を材料にしたものもつくっていきたいと思っています)。自分たちの普段の暮らしから生まれるものづくりを続けていければと思っています。


NPOフォレスターズかがわの森の活動は、今年で5年目になりました。毎月1回、森の手入れ(人工林の間伐、下草刈りなど)をするほか、森にまつわるイベント(ワークキャンプ、森林活動体験、工作、キノコ栽培)をしたり、幼稚園や保育所(園)に出向いてヒノキの木琴「ヒノッキン」を叩いて子どもたちに木や音楽の話をしたり、みんなで薪風呂をつくったり(今年は竹小舞掻きや土壁塗りなど)、年間を通して盛りだくさんの内容です。森の自然と関わるとともに、いろんな世代の方と関わることができ、ぼくにとって大きな学びの機会になっています。ちなみにメンバーはいつでも募集中です!(フォレスターズかがわのウェブサイトはこちら


田んぼ・畑も香川に移住して今年で5年目です。手作業でのお米づくりは小規模でもなかなか大変ですが、稲の成長とともにある一年は充実感があります。自然農の畑は最初の年は育つ野菜が限られていましたが、少しずつ土が変化していき、いろんな野菜が元気に育つようになってきました。


来年からは野菜づくりにさらに本気で取り組んでいきたいと思っています。

暮らしを整え始まると、暮らしを彩る(まだ「彩ろうとする」くらいか)余裕も生まれてきて、最近は料理の面白さに目覚めました。今までは、ご飯と、夏は野菜炒め、冬はスープだけで十分満足だったのですが、素材のよさを生かし、見た目にもきれいで、自分たちが食べて美味しくて、お客さんにも喜んでもらえるような料理ができるようになったら日々の暮らしがさらに楽しくなりそうです。

いろいろやりたいことがありすぎて、どれもちょっとずつしか進まなくてもどかしいもありますが、心に余裕をもって日々の暮らしの一コマ一コマを楽しめることを大事にしてこれからも毎日を過ごしていきたいと思います。

このブログはこの先月で3周年。石の上にも三年、と言いますが、三年書き続けていると、書いていてよかったなぁと思うことも増えてきました。何事もうまく循環させていくのが大事だなぁと思います。ブログを書き始めるまで、ぼくはどちらかというと情報のインプットばかりしていたのですが、ブログを日々書くことで、日常的なアウトプットの場ができました。インプットしたことを吟味して発信する習慣を身につけることで、インプットの生産性が高まり、自分が望む方向への歩みも少しは早くなってきたように思います。

こんな好き勝手に書いているブログですが、見に来てくれる方がいるおかげで続いています。少しでも役立てた、ということを時々聞いてはいつも大喜びです。2019年も書き続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。皆さん、楽しい年末年始になりますように。


by 硲 允(about me)
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