この下駄を履き始めたのは4、5年前だろうか。初めて履いた下駄。庭を歩いたり、自転車で街まで出かけたり、森を歩いたり。あちこちで活躍してくれた下駄…さすがに寿命だろうか…。
鼻緒が切れて、高松の下駄屋さんで一度すげ替えていただいた。そして再び鼻緒が切れた。鼻緒が切れたあとも庭を歩くときに履いていると、もう片方の本体の桐まで鼻緒ごと剥がれてしまった。
下駄屋のおじさんに鼻緒を替えてもらったとき、下駄を履き潰すのは縁起がいい、という話を伺った。新年早々、縁起がいい、ということにしておこう。
家の中と庭を頻繁に行き来する田舎暮らしでは下駄は必需品になった。瞬時に脱ぎ履けるし、足が蒸れないし、足の指が縮こまらないし、汚れも気にならない(簡単に洗える)。現在、2代目の下駄を探し中…。
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by 硲 允(about me)