前に秋山龍三さんの著書『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える』を読んで面白く、最近、秋山さんから食養を教わられている山田剛さんの『伊豆の山奥に住む仙人から教わった からだがよみがえる「食養術」: ダメなボクのからだを変えた 秋山先生の食養ごはん』という本も見つけて手に取りました。
著者のかつてのむちゃくちゃな食生活時代の話を読むと、かつての自分と重なります…。牛丼、マクド、コンビニ食、ジュースに甘いおやつばかり食べていた頃にこういう本を読んでいればなぁ…!
あれから何年も経ち、最近は自分の畑で育った野菜中心の玄米菜食の食事となり、健康を立て直し、「何を食べるか」はだいぶ変化しましたが、あとは「どう食べるか」ということに、まだまだ改善の余地がたくさんあると思っています。
そのひとつは、「よく噛むこと」。
この本でも、「秋山語録」として、
という言葉が紹介されています。
食べものを口に入れて70~100回ほどよく噛み、粥状になった食べものは、胃が反応することなく、腸に送られて栄養が吸収されるそうで、その実験をしたときのレントゲン画像を秋山さんは確認したそうです。
たしかに、よく噛んで食べると、胃の負担が全然違います。油断してよく噛まずに食べると、胃が胃酸をたくさん出して頑張っているのがわかります。よく噛まずに食べすぎるのが続くと、胃が常にそういうモードになって、ちょっと食べると胃酸をたくさん出して胃酸過多になってしまいます。すると、たくさんの胃酸で食べものがすぐに溶かされてすぐに空腹が訪れるし、空腹時に胃酸がたくさん出ていると胃が気持ちわるくなるので食べものをどんどん放り込んでその気持ちわるさを紛らわし、また胃酸が出すぎて…という悪循環に陥ることがあります。ところが、食べものが口の中で全部溶けるくらいまでよく噛んで食べるようにしていると、胃が正常化し、食べたあともお腹が重たくならず、空腹時にも胃が気持ちわるくならず、全身が軽くなって、頭の働きもよくなるように感じます。
断食や不食の話をよく見聞きしますが、下手に行うと危険なことになる場合もあります。断食合宿でポックリいってしまった、というような話もこの間本で読んで、おそろしくなりました。断食や不食に挑戦するのはリスキーですが、よく噛むことにリスクなし! 新年の目標の一つは、「よく噛むこと」です。そんなこと、子どものうちに身につけておきたいところですが、何事も、いつになってからでも遅くない…ということで!
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by 硲 允(about me)
著者のかつてのむちゃくちゃな食生活時代の話を読むと、かつての自分と重なります…。牛丼、マクド、コンビニ食、ジュースに甘いおやつばかり食べていた頃にこういう本を読んでいればなぁ…!
あれから何年も経ち、最近は自分の畑で育った野菜中心の玄米菜食の食事となり、健康を立て直し、「何を食べるか」はだいぶ変化しましたが、あとは「どう食べるか」ということに、まだまだ改善の余地がたくさんあると思っています。
そのひとつは、「よく噛むこと」。
この本でも、「秋山語録」として、
よく噛んで食べることは、断食と同じ効果がある
という言葉が紹介されています。
食べものを口に入れて70~100回ほどよく噛み、粥状になった食べものは、胃が反応することなく、腸に送られて栄養が吸収されるそうで、その実験をしたときのレントゲン画像を秋山さんは確認したそうです。
たしかに、よく噛んで食べると、胃の負担が全然違います。油断してよく噛まずに食べると、胃が胃酸をたくさん出して頑張っているのがわかります。よく噛まずに食べすぎるのが続くと、胃が常にそういうモードになって、ちょっと食べると胃酸をたくさん出して胃酸過多になってしまいます。すると、たくさんの胃酸で食べものがすぐに溶かされてすぐに空腹が訪れるし、空腹時に胃酸がたくさん出ていると胃が気持ちわるくなるので食べものをどんどん放り込んでその気持ちわるさを紛らわし、また胃酸が出すぎて…という悪循環に陥ることがあります。ところが、食べものが口の中で全部溶けるくらいまでよく噛んで食べるようにしていると、胃が正常化し、食べたあともお腹が重たくならず、空腹時にも胃が気持ちわるくならず、全身が軽くなって、頭の働きもよくなるように感じます。
断食や不食の話をよく見聞きしますが、下手に行うと危険なことになる場合もあります。断食合宿でポックリいってしまった、というような話もこの間本で読んで、おそろしくなりました。断食や不食に挑戦するのはリスキーですが、よく噛むことにリスクなし! 新年の目標の一つは、「よく噛むこと」です。そんなこと、子どものうちに身につけておきたいところですが、何事も、いつになってからでも遅くない…ということで!
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by 硲 允(about me)