お正月休みで和歌山へ帰省した際、和歌山城公園動物園を訪れました。
子どもの頃に時々訪れた動物園ですが、うっすらとしか記憶がなく、大人になってから訪れるとまた違って見えるのが面白いです。
本来、野山を自由に駆け(飛び)回れるはずの動物たちが狭い場所で飼われているのは気の毒なものですが、ここの動物たちは大事にされているのが伝わってきて、安心して見て回ることができました。
ペンギンが泳いでいて、それを見た子どもたちがはしゃいでいました。ペンギンは空を飛び回らないけど鳥なんだなぁ、と改めて…
大フラメンゴたち。なんとも美しい色で、ゆったりとした優雅な動きみ見とれました。
白いクジャクはやさしそうでした。
こちらは強そうなクジャク。
写真では伝わりませんが、ペリカンは大きくて迫力がありました。胃に重心があって、食べものがたくさん胃に入っている状態でも飛べるらしい。
クジャクバト。「鳩界の貴婦人」と呼ばれているらしいです。
タイハクオウム。犬のように懐っこいオウムと書かれていて、たしかに懐っこいようで、近づいてきてくれました。
立派なくちばし。くちばしを使って檻の中で上り下り。大事なくちばしを檻の鉄棒で頻繁に研いでいました。
ミニチュアホース。最初は客から離れてそっぽ向いていましたが、近づいてきて、一緒にいた相方の手を舐めまくり。蹄で地面をコツコツ叩いて、何度もおねだり。
来園者の中には、動物にお菓子などを与えてしまう人もいるらしく、動物たちが病気になったりして困っているそうです…!!
ボリビアリスザルの右頬にかさぶたのようなものがあり、これは、お菓子を食べたことで、歯や歯茎のあたりが炎症を起こし、膿がたまって腫れ上がったそうです。それ以来、硬いものを食べると炎症が起きるので、大好きだった落花生を食べられなくなったそうで、気の毒な話です…。砂糖たっぷりのお菓子は、人間だけでなく、動物の健康をてきめんに害することを知らされました。
この姿にしたのは、身勝手なエサやりをした人間であることを忘れないで下さい。
と書かれています。この厳しい口調に、動物たちへの思いを感じさせられました。
人間と動物との理想的な関わり方とはどういうものなのか…動物園に行くと、動物と人間との関係についていろいろ考えさせられます。
●和歌山城公園動物園の概要
開園時間: 9:00~17:00
料金: 無料
休園日: 毎週火曜日(祝日の場合、直後の平日)
電話番号: 073-424-8635
住所: 和歌山県和歌山市一番丁3
特色: 全国で3箇所しかないお城の中の動物園。2015年に、整備開始から100周年を迎える。
【関連記事】
by 硲 允(about me)