日暮れの焚き火


久しぶりに庭で火を焚いた。畑で支柱に使って朽ちてきた竹や、竹工作のイベントで使った残りをどんどんくべて盛大に。

焚き火はやっぱり気持ちいい。遠赤外線で身体もすっきりし、余計なものが浄化される感じがする。どんなに寒い日でも、大きな焚き火の周りにいれば身体が温まる。


ほどよい長さに切れていた竹を選び、鉈で割って、畑の野菜のネームプレートの準備。思い出してよかった。種まきの慌ただしい季節になってからこれが足りなくなると、冬のうちにつくっておけばよかったと後悔する。


炎はさらに大きくなり、日は暮れてきた。

街のほうでは火を焚いていると消防車が来ると聞いた。こういう暮らしをし始めると、火を焚けないような場所にはもう戻れなくなる。現代社会では、人間のあたり前の自然の権利と思えるようなものがあちこちで奪われている。それが日常になると、奪われていることすら忘れてしまうのも恐ろしい。


炎の明かりで浮かび上がるフェイジョアの木が美しかった。


そういえば、わが家のスズキさん(軽トラのこと)も夜の焚き火を見るのは初めてだったかもしれない。


これから畑に植えられる予定の苗たちにも炎の明かりを。


今日も気持ちよく暮れていきました。


【関連記事】

by 硲 允(about me)