日田下駄を買う。

愛用の下駄を履きつぶしてしまったので、新しく購入しました。


大分産の杉でできています。

大分の日田という地域は、昔から杉の産地らしく、ここで伝統的につくられてきた下駄は「日田下駄」と呼ばれます。

はじまりは天保年間(1830~1844)…殖産興業の手段として当時に代官によって下駄づくりが奨励されたことから発展したとのこと。

ぼくが住む香川にも伝統工芸品として桐下駄があり、こちらも検討したのですが、桐の産地がはっきりしない場合が多いので、今回は日田下駄のお世話になることにしました。香川の桐下駄は、桐を県外から取り寄せることが多いようで、それをじっくりと天日干ししてから下駄にするのが昔からのつくり方のようで、雨の少ない香川は桐を乾燥させるのに適しているようです。


この日田下駄は、横からみるとこんな形状になっています。まだたくさんは歩いていませんが、歩きやすそうです。


裏はこんな具合。

杉の木目や鼻緒の柄がいろいろあって悩みました。






ぼくは靴のサイズは普段27~28で、このLLサイズがちょうどよかったです。

もう少し小さいサイズもあります。



こっちのサイズは、丸みのある形状のタイプもあり、これもかわいいです。




今回も鼻緒やゴム底を交換しながら、板が割れるまで履き続けるつもりです。


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by 硲 允(about me)