久しぶりの外食。うちから車で約1時間、さぬき市のBerry's Lifeへ。
お店で食べたのはいつぶりだろう、と考えてみると、前回も同じくBerry's Lifeで、昨年の12月以来でした。約半年ぶり。
最近は畑の端境期がまだ続いていて、タケノコとレタスばかり食べていましたが、色とりどりの野菜とベリーとハーブのコース(「うさぎパレット」)をいただいて、別世界でした。
6/11~6/15のメニューは、「甘夏ミントティー」「花とベリーのポテトサラダ」「豆腐とごまとはちみつの冷たいスープ ベリー入り」「コーン・インゲン・チキンの初夏のパエリア風」「てづくりデザートとドリンク」(ドリンクは珈琲、紅茶、オレンジジュースから選べます)。
お店に行き、席に座ると、テーブルに上の写真にある、手書きのメニューが置かれています。それを見てワクワク…。毎回、メニューを見て想像した以上の実物の料理が運ばれてきて、さらにワクワク。贅沢な時間です。
(おそらく)毎回、最初の小さな一杯があり、これが別世界への入り口のような感じです。食べるのがもったいないくらい見た目に美しいポテトサラダでした…紫色のじゃがいも、赤い小さな花(アマランサスの花だと後から教わりました)に、パンジーの花、大粒のブルーベリー(ハイブッシュ)などなど…。パンジーの花を初めて食べました。残るお客さんが多いそうですが、見た目の予想以上に食べやすいお花で、かすかな苦味がいいアクセントに…。今回の冷製スープ、まさに好みの組み合わせで、ここにベリーが合うというのも面白い体験でした。ベリーはありませんが、家でもつくってみたくなりました。梅雨の雨の日に、初夏な彩りのパエリアが爽やかさを与えてくれました。特別にお肉無しのヴァージョンにしていただきました。出始めの小さなズッキーニに、UFOか王冠のような形の初めて見るズッキーニ、インゲン、ミニトマト…。固定種の珍しい野菜をいただけるのも、このお店の楽しみです。砂糖が食べられないのでノンシュガーのデザートも特別にご用意いただき、こちらも驚きで、キュウリとミントのシャーベットと、ジャガイモとコーンの米粉クラッカー。特別な方法で自家焙煎されている珈琲も美味しくいただきました。
今回、料理の写真は無いのですが(行かれる方は、お店で初めて見たほうが感動が大きいと思います)、コースの雰囲気をお伝えしたいので、別の週のお料理の写真をお店のInstagramからお借りしてご紹介します。
毎回料理をいただきながら、「beautiful」という言葉が何度も頭に浮かんできます。普段、見た目構わずの料理をつくっていますが、たまに美しい料理をつくってみたくなります(実際は家に戻ると、日々の作業に追われてその意欲が薄れていくのも毎回のことですが…)。
普段、畑で野菜を育て、自分たちで料理して食べていると、自分たちのために料理を提供してくれるありがたさがしみじみと感じられます。しかも、ぼくたちの食生活に合わせて、お肉や乳製品、砂糖なしの料理を特別に考案してつくってくれていて、ただでさえ、手間暇惜しまずのコースの上に、そのような手間までかけてしまって申し訳なく感じるくらいですが、快く対応いただけてありがたい限りです。
それにしても、普段料理をしているとよくわかる気がしますが、週替りで、毎週このような見た目に美しく、クリエイティブで、食べて満足感の得られる野菜中心のコース料理を出し続けるのは相当エネルギーの要ることだろうなぁと想像します。この値段でやっていけるのだろうか…と心配になるくらいですが、外食の費用を考えるときにうどん価格が基準になりがちなうどん県では、うーむ…という感じです。とにかく、儲け主義とは対極にあるようなお店だと思います。
ちなみに、このブログをご覧になっている方で、アレルギーがあったりして、お肉や乳製品など、特別な対応が必要な方は、お店に行かれる日の1週間以上前にお店にご相談すれば、平日の午後1時過ぎくらいの来店でしたら対応いただける可能性が高いそうなので、ご希望の方はご相談してみてください。
お店の営業日・営業時間・場所などの詳細は、お店のホームページをご覧ください。フタッフ日記も面白いです。
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by 硲 允(about me)