「タスク遂行型人間」ではつまらない


最近まで数カ月間、ほぼ毎晩寝る前にノートを書くのが習慣になっていたが、翌日にやりたいことを書き出し、それをある程度努力して実行していく毎日を送っていると、どうも「タスク遂行型人間」のようになってきて、心の自由さが失われてきたように感じていた。

未来のために今日がある、という感覚は危険でもある。今日の積み重ねが未来になる、というほうが心地よい。

自分がやるべきだと思っていることをせずにいるのは気持ちわるいけれど、やるべきことを遂行していくことにとらわれすぎると日々の「今の時間」を楽しめなくなってしまいやすい。

毎日の行動はあまり変わっていないけれど、考え方を変えるだけで、日々の喜びや自由さが戻ってきた。

そんなことを相方と車で話していた時のこと…

「やることが進んでいくけど顔ゾンビ」なのと、「やること進まんけど楽しそう」なのとどっちがいいか、という話になった。相方は後者のほうがいいと言う。ぼくもそのほうがいい。でも、「やることが進んで、しかも楽しい」というのが一番いい。「やること進まなくて顔ゾンビ」というのは一番最悪だろう…。

人生、人それぞれ、いろいろあるけれど、なるべく楽しむにこしたことはない。自分がやりたいと思うことを楽しみながら日々やっていく、というのはシンプルだけどいつの間にかそこから逸れていきやすい。今の自分と、未来の自分や他人とを比べる、というのが大きな危険因子になる。一番いい感じのときの自分の状態をよく覚えておくのも大事だと思う。


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by 硲 允(about me)