善通寺郵便局のレターポスト


香川県善通寺市のJR善通寺駅の近くの善通寺郵便局に寄ったとき、駐車場の横でレトロな形のポストを発見。

「レターポスト」と呼ばれるらしく、どういうことだろうと思ったら、たしかに、差し入れ口の下に「LETTER(レター)」と書かれています(一般的には「POST」)。


善通寺市のウェブサイトによると、昭和23年ごろの郵便差出箱1号の企画制定前の試作品として制作されたもので、このようなデザインのポストは全国で3個しかないらしい(あとの2つは、千葉県白井市と長野県塩尻市)。


差し入れ口のひさし中央部に桜の花の模様があるということだけど、よく見るとなんとか桜の花に見えるくらいにうっすらと…(↓しかもピンぼけですみません)


このレターポストは、飾りではなくて、現役で活躍中。


最近、手紙を書くことが増えて、ポストにはいつもお世話になっています。手紙は、はがきや便箋や封筒を選ぶのも楽しいし、手書きで書くのも楽しいし、相手や内容に応じて切手を選ぶのも楽しいし、投函してにでかけてポストに入れる瞬間も楽しい。最後を締めくくってくれるポストがどんなポストかっていうのは、けっこう重要かもしれません。よくあるポストも好きですが、ちょっと風変わりなポストがあっても面白いかもしれません。…と書きながら、ポストは慣れない道の通りすがりでもひと目でそこにいるのがわかるのが重要なのか…と気づきました。日本以外では、赤のほかにも黄色や青や緑や、いろいろあるようですが、どれも街で目立ちそうな色をしています。黒い小さなポストとかだと、目立たずに通行人に気づいてもらえず、ポストは寂しい思いをするかもしれません…。


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by 硲 允(about me)