布の香害に注意…

とあるネットショップで草木染めの端切れを注文した。

届いた商品を開封すると、布のにおいが気になった。保管していた場所のにおいだろうか…と思ったのだけど、合成洗剤のにおいだと相方が言い、そう言われてもう一度かいでみると、たしかにこれはそういう香料のにおいだ…!

うちではもうずっと、合成洗剤を使っていなくて、今はがんこ本舗の生分解性洗濯用洗剤「海へ…Step」を主に使用している。合成洗剤や柔軟剤の鼻を刺すような不快なにおいがしない。

普段、合成洗剤や柔軟剤の香料のない暮らしをしていると、たまにそういう香りをかぐと、かなり不快に感じ、鼻や喉がおかしくなり、かぎ続けていると頭痛までしてきそうなくらい、強烈である。こんなにおいのついた衣服を着ていると、臭覚がおかしくなってしまうのではないかと思う。食べものの微妙な香りもわからなくなるだろう。

合成洗剤のにおいは、一回洗ったくらいでは落ちきらない。何日も天日干ししていると、少しずつ揮発していくようで、だんだんマシになってくるが、ずいぶんしぶとい。繊維にからみついて離れないように工夫してつくっているのだろう。困ったものである。何度も洗濯し、干して…また洗濯して…を繰り返しているうちに、ようやく気にならないくらいになった。

まさか、草木染めの布を人工的な香料のきつい洗剤で洗っているとは思わなかったので、盲点だった。次回から、草木染めの布を注文するときは、事前に確認しなければ、という学びになったということにしておこう…。


【関連記事】


 by 硲 允(about me)