普段、食事の品目は特に気にしていません。
さすがに、春の畑の端境期にタケノコと桑の葉ばかり食べていたら、ちょっと心配になってきたこともありますが、普段は、分つき米と季節の野菜やフルーツいろいろ、豆類、の食事で、栄養が足りていない感じはしません。
時々、1日に何品目食べるといい、というのを見聞きします。そう言われてみると、ちょっとは気になるもので、カウントしてみました。
・朝にやかんで沸かして一日飲むいろいろミックス茶の
なた豆(1)
ローズマリー(2)
ルイボス(3)
ケツメイシ(4)
ホーリーバジル(5)
ヨモギ(6)
レモングラス(7)
・お米(8)
・野菜と野草スープの
白菜(9)
ニンジン(10)
ジャガイモ(11)
豆腐(12)
カブ(13)
カラスノエンドウ(14)
ハコベ(15)
ヤエムグラ(16)
たんぽぽ(17)
のびる(18)
・豆乳(19)
・自家製天然酵母パンに入っている
小麦(20)
陳皮(21)
ローズマリー(重複)
白ごま(22)
黒ごま(23)
アーモンド(24)
くるみ(25)
・豆乳ヨーグルト(26)
・(豆乳ヨーグルトにかける)はちみつレモンジャムのレモン(27)
・ハチミツ(28)
・文旦(29)
・おやつのヨモギ白玉団子の
だんご粉(うるち米+もち米)のもち米(30)
きなこ(大豆なので豆乳と重複?豆乳ヨーグルトは発酵してだいぶ別のものになっているのでカウントしたけれど)
・スープに入れて食べた玄米餅の黒米(31)
こうしてカウントしてみると、案外、多品目でした。ただ品目を増やしたいというのであれば、何十種類も入ったハーブティでも飲めば、一気に数を稼げますが、それは反則技でしょうか…。
いつ頃かしらないけれど、前は厚生労働省の指針で「1日30品目」を目標としていたそうですが、品目を目標にするとカロリーオーバーになることが多かったらしく、これを掲げるのはやめにしたそうです。たしかに、品目を目安に食事を考えると、おかしなことになりそうです。一日三食だとして、毎回違ったものを食べるとして、1食10品目。ご飯と鳥の唐揚げとキャベツ、刺し身3種類、大根サラダ、豆腐とわかめ入り味噌汁。これで10品目。次の食事はこれと違うものを…ということで、牛のステーキ、目玉焼き、コーンポタージュ、フライドポテト、ブロッコリーの焼いたやつ、デザートにいちご、アイスクリーム、締めにコーヒー…うーん…まだ足りないぞ、ということで夜食にラスク、チーズ、ワイン…なんてやっていたら、30品目はクリアしても、食べすぎでえらいことになりそうです。
そもそも、同じ食材に見えても、ものによって栄養価はまちまちです。最近の野菜は、昔の野菜に比べて栄養価が落ちているという話はよく見聞きしますし、小松菜一つとっても、水耕栽培で促成栽培したものと、露地で大地から栄養を吸収してゆっくり育ったものでは味が全く違うし、栄養もずいぶん違うはずです。ニンジン一本にしても、ものによって食べたときに感じる満足感は全然違うものです。
さすがに、毎日白米と味噌とキュウリだけ、というのでは栄養不足になると思いますが、どれだけの品目をとらないといけない、それだけとれば安心、という考え方は短絡的で危険です。ちょっとした目安にはなりますが。いろんなことを目安にしながら、自分の身体で感じるセンサーを養っていくのが大事だろうと思います。
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