休んで見えてくるもの


当たり前のように続けていることを、少しの間やめてみると、いろいろ見えてくることがあると思った。

このブログは基本的に毎日更新しているけれど、毎日書いているわけではなく、その日にアップされる記事をその日に書いていることは最近は少ない。予約投稿ができるので、多いときは一ヶ月くらい先まで予約している。季節外れの話がアップされたりするのはいやなので、順番は入れ替えているけれど。

最近、出かけていたり縫い物に夢中になっていたりして、半月くらいブログを書かない日が続いた。2015年の後半からブログを毎日のように書き始め、以来、それくらい長いこと休んだのは初めてだった。

ブログを書かないでいると、言語脳というのか、脳の言語を使う部分があまり働かず、頭が鈍ってきたような感じがあった。それに、頭の中の情報が整理されず、ちょっと落ち着かない感じもあった。ブログを毎日更新することは、頭に適度な負荷がかかっているようだ。ぼくは自分の頭を怠けさせがちなので、ブログは続けるべきだと改めて思った。

SNSや動画サイトが流行り(?)で、写真や動画で情報を得ることも増えたが、文章で情報を得たり発信する能力を常に磨いておくことは大事だと思う。自分の考えや気持ちを自分にしっくりとくる言葉で表現できると便利だし、言葉の表側から裏側をくみとれると理解が深まるし、言葉によって不本意に操られるリスクも減る。

たまに休むと、新鮮な気持ちで再開できる、というのもある。何事も、惰性で続けるのではなく、常に新鮮な気持ちで取り組んだ結果、気づいたら長いこと続いていた、というふうにいきたいものだと思う。


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by 硲 允(about me)