食の改善はいつからでも遅くない

「びんちょうたんコム」のウェブショップで買い物をすることがよくあり、商品と一緒に届く「らくなちゅらる通信」を楽しみに読んでいる。

2021年2月号で、鈴木形成外科 院長の鈴木晴恵さんの「AGEs 体内糖化度(こげつき)検査」という記事を興味深く読んだ。

この検査は今まで聞いたこともなかったのだけど、老化や病気の原因とされている糖化物質の蓄積の程度を測定する検査らしい。加齢のほか、不規則な食生活、甘いもの、油もの、酸化物の摂りすぎなどによって、その数値は上昇するとのことで、ぼくの20代の頃に測定したら、多分、かなりの高数値を叩き出していたはず!

鈴木晴恵さんは、プラントベースホールフードの食のお手本を示すカフェ「CHOICE」の運営もされているそうで、そこで働く20代のスタッフが入社時にAGEs年齢が58歳という深刻な状態だったのに、ここのカフェの食事を食べ続けた結果、AGEs年齢が28歳相当に改善したとのこと。一般的に、AGEsの値は改善することがない、とされているそうですが(!)、30歳も見事に若返ったとのことで、一般的に言われていることは、アテにならないものです。

次号で掲載されている鈴木晴恵さんの記事「血液プロファイリング」も面白く、血液検査の白血球数の健康値は、肉食で体に炎症を起こしている人を基準としていて、プラントベースの食事をしている人は、白血球数が一般の基準より低くても問題がない(むしろ、炎症が少なく健康だということ)、というようなお話でした。

ぼくは血を抜かれるような検査は嫌いで、健康診断はもう長年受けたことがありませんが、それで正解だという思いを新たにしました。一般的に言われていることはアテにならないことがしばしばだし、正常なのに異常だと言われて心配するのも避けたいものです。

一方で、食の改善はいつからでも可能で、遅くてもやらないよりはいいし、遅くても意外なほどの改善はあり得るものだと思うので、自分がいいと思うことはどんどん取り入れたり変更を加えたりして、改善を続けていきたいものです。


【関連記事】


by 硲 允(about me)