夜の散歩

夕食後に散歩をするといい、という話を、蓮村誠さんのアーユルヴェーダの本で読んだ。先日、本屋で免疫力に関するあやしげな本をパラパラとめくったときにも夕食後の散歩がいい、と書かれていた。

夕食後は、あまり動かずに過ごして就寝、ということが多いが、散歩をすることで消化が促進されるのがいいようだ。食べたものの吸収もよくなるのだろう。

夕食後に散歩すると、たしかにお腹が軽くなっていい感じ。歩きすぎるとお腹が減って、散歩後に夜食を食べたら意味ないどころか逆効果だろうけど。この間は気合入れて歩きすぎて疲れた。寝る前に疲れるほど歩いたら交感神経が優位になって興奮してきてよくないだろう。疲れない程度に、ちょっと軽く歩く、くらいがよさそう。ちょっと小腹が減っても、お茶を飲んでごまかして、歯を磨いて体操して寝る。

夜の散歩は人目があまり気にならなくて落ち着く。月や星が見えるのもうれしい。近所はもう寝静まっている家が多い。静かな通りだけど、車がけっこう通るのが困りもので、乱暴運転も多いので、念のため、道のかなり端っこまでよけて立ち止まって車の通過を待つ。カーナビの弊害というやつか。カーナビがなければ見つけられなかったような細道でも距離優先で見つけられてしまう。いい抜け道にされているのだろうけど、寝静まった家には迷惑に違いない。お互い様だけど。

懐中電灯をともしながら散歩しているけど、明かりが弱いので足元の様子があまりわからない。明るすぎるのも目が疲れるけど、それなりに明るいライトがあったほうがいいかも。ヘッドライトは手ぶらで歩けるのがいいけど、頭を圧迫されるのが難点。

自分の畑の横の通路を歩くと、草の露で靴が濡れて靴下まで濡れた。朝晩に散歩する人は困るだろうと思い、翌日、すぐに草刈りした。夜の散歩はいろんな発見がある。

最近は夜は寒すぎて、夕食後に外を歩く気になれない。夏は畑仕事で慢性的に疲れていることが多く、なるべく体力を温存しておきたいし、夜の散歩を習慣にするのはなかなか難しい。