どんぐり鬱

どんぐりころころどんぐりこ。今年もどんぐりを拾い集めてきた。リスになる季節。

どうやってアク抜きするんだっけ? 1年経つと、忘れてしまう。そんなときは、過去に書いた自分のブログ記事の出番。やり方を書いておいて助かった。

どんぐりの皮を剥きながら、「こんなことしてたら鬱にならんやろなぁ」と相方に言った。そのまましばらく剥き続けた。どんぐりの皮はかたい…。「辛くなってきたなぁ…」。「鬱になってきてるやん!」とつっこまれた。

連日、どんぐりの皮を剥き続けていたら、縫い物で痛めた右手の親指が痛くなってきた。包丁で野菜を切るときにも強い痛みが走り、これはまずいと思った。大量に茹でてアク抜きしたどんぐりがまだいっぱい残ってるのに…。「どんぐり鬱になりそうやわ」と相方に言った。どんぐり、食べたいのに、手が痛くて食べられない…「どんぐり見るのも嫌になりそうやわ」と半分冗談で言った。結局、残りは相方が剥いてくれている。

どんぐりは茹でてアク抜きして、粉にして煎って水分を飛ばしておくと、翌年までは十分、常温で保存しておけることがわかった。大きな瓶1本分、どんぐり粉ができた。

お米を炊くときにどんぐり粉を入れてたくと、赤飯みたいにちょっと色づいて、どんぐりの風味もついて、おいしいどんぐりご飯ができる。


皮を剥くのは大変だけど、やっぱり美味しい。手を痛めるからもうどんぐりはやめておこうとか言いながら、やっぱりまた来年も拾いに行くのだろう。