朝の太陽

朝 起きているのに 太陽の光を浴びないのはもったいない
と思うことがある

家のなかというのは でんきをつけていても 外よりは暗い
ストーブをつけていても 外よりも寒いこともある

庭に出ると 家のなかでは聞こえない音が聞こえてくる
声も聞こえてくる 鳥がなにかしゃべっている
出ていった自分に向かっても しゃべってくる
たのしそうなのがいる けたたましいのもいる
どっちにしてもげんきらしい

空気がちがう 光がちがう
外に出ると一変する

太陽はあたたかい 熱い(暑い)ときもあるけど
手をかざすと じわじわする
おでこにもくる
足はちょっと遠い 火鉢で足をあっためにくいのと似ている

目をつぶると 色が見える
黄色 薄いピンク 黄緑も見えた
あったかい色というのはこんな色なんだと思った
想像ではなく 実際にそんな色が見えるうれしさ
蜜蝋クレヨンで塗ってみたくなった
その色は移り変わっていく
家に戻るのが名残おしい