オリーブの完熟した実は炒めれば食べられる

オリーブの実を拾ってきた。

完全に熟しているようなのは真っ黒になっているけど、まだ熟し切らないのは紫がかっている。

前にもオリーブの実を拾ってきて、そのままでは渋くて食べられないのでネットで調べて塩水に漬けにおいた。塩はこれくらいの濃度だとカビない、というのを見てその分量を入れておいたけどカビてしまった!

今回は塩漬けにするほどの量がないし、相方がネットで調べてくれたところ、真っ黒に熟したものは炒めれば食べられる、という情報が出てきたので、試してみた。ちょうど、その夜はパスタにしようとしてたとこだった。パスタにオリーブ、合いそう!黒いオリーブの粒に包丁を入れて、種のまわりの実を刻んだ。生のまま食べてみると、渋さ強烈!! 舌がジリジリ。これ、火を通したところで渋が抜けるんやろか!?というかなりの渋さ。パスタが全部、台無しになってしまったらどうしよ…。ちょっとひるんだけど、いちかばちか、大根の葉っぱやサツマイモ(だったかな?)などと一緒に炒めて、パスタと和えた。渋みは…大丈夫!いい感じにピリッと効いている。入れすぎたらアウトかもしれないけど、少量なら、ちょうどいいパンチを効かせてくれる。オリーブの実はこうすれば簡単に食べられるんやね。ひとつ、かしこくなりました。まだ紫色の実は、生のまま食べてみたら、黒いのよりもさらに渋がすごかった。干しても渋が抜けていくらしい。渋柿と一緒やね。渋柿も、木になっているときでも、熟しきっていると全然渋を感じないくらいに甘くなってる。

それにしても、このオリーブのパンチ力、食べているとどっかへトリップした感じになります。パスタに入れるワインをそのままちょっと飲んだのもあるのか? それにしてものトリップ感。

オリーブの野菜炒め、クセになります。大根の葉や人参の葉、サツマイモのスライスなどと一緒にして、黒胡椒の粗挽きもかけると、いつもとひと味違ったエチュベになりました。庭でもオリーブの木を育てたいなぁ…。オリーブの実は発芽率がよくないらしい。種をとってあるので、試してみよう。