by 沖縄の海きれーーーー! / erizof |
沖縄・辺野古での基地建設に必要な土砂を瀬戸内(小豆島)や九州などからも運ばれようとしているという話を先日書きました。
小豆島の石も辺野古基地建設の埋め立てに使われようとしています。ほとんど知られていませんが… - 珍妙雑記帖
基地建設に必要なものは他にもいろいろあります。鉄筋コンクリートでできた巨大な箱(重さ約7400トン)で、護岸として用いられる「ハイブリッドケーソン」というものが全部で6基、三重県のJFEエンジニアリングという企業でつくられようとしています。
2014年11月の沖縄県知事選で、基地の移設に反対する翁長雄志氏が選ばれ、その年の12月の衆院選では、沖縄の4つの小選挙区すべてで、新基地建設の反対を訴えた候補が選ばれ、辺野古の基地建設に反対する沖縄県の民意が示されましたが、安倍政権はこれを無視し、新基地建設を強引に押し進めようとしています。
辺野古の新米軍基地の建設は、沖縄の豊かな海を破壊し、普天間飛行場の機能を移転させるだけでなく、大規模な軍港や弾薬庫を備えた一大出撃拠点となります。戦争に加担する新基地の土台となるケーソンを三重でつくらせたくないという想いから、「辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会」という会が立ち上がっています。
現在、「JFE エンジニアリングは 沖縄・辺野古基地のケーソンをつくるな!」という署名を集めており、ぼくも先日署名しました。(署名用紙をこちらからダウンロードして、用紙の下に書かれた住所に送付すれば参加できます)
先日、辺野古での基地建設の現場を取材した三上智恵監督の『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』という映画を観てきましたが、この映画にも登場し、沖縄の平和運動のリーダー的存在である山城博治さんのお話会(「沖縄の心を聴く会」)が同会主催で4月30日(土)に三重県津市で開催されるそうです。(詳細はこちらのチラシをご覧ください)
沖縄の基地問題は、沖縄の人たちだけに任せて本土の人間が知らんぷりをしているわけにはいかない・・映画『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』を観れば誰だってそう感じるのではないかと思います。まだ観ていない方は、ぜひ。