天然の糖類と言われる「トレハロース」ですが、原料は遺伝子組み換えの可能性が高い



食べ物に原材料に「トレハロース」と書かれていたら、ぼくは買いません。

安全な材料にこだわっているあるお菓子屋さんに久しぶりに入ったら、商品のほとんどにトレハロースを入れるようになっていてびっくりしました。

食品添加物は、よくわからないものも多いですが、ぼくはなるべく何でも避けるようにしています。トレハロースの入ったお菓子を食べるとお腹がゆるくなり、体感的にもこれはNGです。

でも、トレハロースのことはよく知らないので、ちょっと調べてみました。

どうやら、トレハロースは、動植物の細胞内にも存在する糖質らしい。動植物の細胞内に含まれているから「天然の糖質」と書かれていることがあります。「天然」のものだから、という理由で、そのお菓子屋さんは使っているのかもしれません。

でも、いくら自然界に存在するといっても、食品添加物として、お菓子などに混ぜ込んで使うのは「自然」とは言えないでしょう。

そして、原料を見てみると、「自然」とはほど遠いものでした。

トレハロースの原料には、トウモロコシやジャガイモの澱粉が使われるそうですが、これらは遺伝子組み換え作物である可能性が高いようです。

こちらの記事(「避けたい危険な食品 添加物一覧」より)によると、トレハロースを生産・販売をしている「株式会社 林原」のカスタマーセンターに問い合わせたところ、原料の産地は以下とのこと。

とうもろこし:アメリカ、南アフリカ、ブラジル・・・他
キャッサバ芋:タイ、ベトナム
馬鈴薯:日本

アメリカのとうもろこしの9割近くが遺伝子組み換え品種(参照)。南アフリカは2008年にワタ、大豆、黄白トウモロコシを含む遺伝子組み換え品種の生産で世界第8位(参照)、2006年のトウモロコシの総作付面積270万ヘクタールのうち、44%が遺伝子組み換え品種(参照)。ブラジルは、遺伝子組換え作物の栽培面積が世界第2位(1位はアメリカ、3位はアルゼンチン)で、2014年の遺伝子組換えトウモロコシの作付面積は約1300万ヘクタール(参照)。

トレハロースの原料に遺伝子組み換え作物が使われている可能性はかなり高いでしょう。

他のメーカーが使っている原料の産地はわかりませんが、だいたい同じような感じなのではないかと思います。

こうした情報を知ったうえで、使うかどうか、食べるかどうか。

そのお菓子屋さんは、おそらく遺伝子組み換えの可能性については知らないのだと思います。お店に行っても買えるものがないし、わざわざそれだけ言いにいくわけにもいきませんが、伝えたほうがいいだろうなぁと思います・・・。