竹のキーボードとマウスが届きました。
キーボードやマウスは消耗品で、いいものを買っても数年で壊れてしまっては悲しいので、前回は近所の家電店で安いのを買いました。やっぱり寿命はそれほど長くないようで、どちらも数年で調子がわるくなってしまい、買い替えの時が来ました。
木や竹でできたキーボードやマウスがいいなぁと思い、ネットで探してみました。ものによっては何万円もし、かなり高い精度でつくられてそうなのもありますが、キーボードやマウスにそこまでお金をかけられないので、amazonで見つけた比較的安く、レビューもわるくないこちらの商品にしました。
他の商品で無線のタイプもありましたが、ぼくは無線による身体への影響が気になるので、機械類はなるべく有線タイプのものを選ぶようにしています。
届いたのはこちら。紙だけの簡易包装なのもいいです。
amazonのレビューでも見られたように、少し接着剤のようなにおいがしましたが、それほど強くはないので、そのうち気にならなくなるのではないかと思います。キーボードに鼻を近づけると、植物の匂いもします(竹は高温で処理しているはずで、竹の匂い、という感じではないですが)。
手触りはプラスチックよりもやっぱりいいです。冬にパソコン仕事をしていると、キーボードやマウスが冷たくて手が冷え切ってしまうことがありますが、これならそこまで冷えないでしょう。
「F」と「J」のキーにくぼみが彫られていて、ブラインドタッチをするときに人差し指で触れるとわかるようになっています(一般的なキーボードは出っ張りであることが多いと思いますが、竹の場合、このほうがつくりやすく丈夫なのでしょう)。
キーボードは英語配列なので、今まで使っていたキーボードとは違い、慣れるのに少しかかりそうですが、慣れれば問題なく使えそうです。
打ち心地はなかなかいいです。竹のキーボードといっても、キーを打ったときに接触する面は竹ではできていないようで、キーを打ったときに竹の音がするわけではありません。とはいえ、触り心地はプラスチックよりもやさしくて快適です。
上の写真の通り、エンターキーが小さく、エンターキーの上に括弧開き(「)と括弧閉じ(」)のキーが並んでいます。最初はエンターキーを押そうとして同時に括弧閉じ(」)のキーも押してしまっていましたが、すぐに慣れてきました。写真の通り、文字の刻印は薄く、ブラインドタッチに慣れていない方はいちいち目を凝らす必要があるので不便かと思います。刻印が薄い(というか、彫っているだけで着色はしていないように見えます)のは、それはそれで、デスクの上から文字が目に飛び込んでこなくてすっきりとしていていいです。
キーボードの裏にあるスタンドも竹でできています。指で引っ張り出すようになっていて、上の写真は目一杯引き上げた状態。左右とも、目一杯引き上げてキーボードを設置したところ、ガタついたので、片方の引き上げ方を調整すればガタつきはなくなりました。
パソコンに接続してちょっとがっかりしたのは、マウスから赤い光が漏れること。ぼくは光に敏感で、パソコンのセカンドスクリーンに光が出ないPaperLike Proを使い、なるべく目に余計な刺激を与えないようにしているので、これは油断していました…。前に青い光が漏れるマウスを間違って買ってしまい、そのときは返品させてもらったのですが、赤い光は青いのほどは気にならなさそうです。使ってみて気になるようであれば、マウスパットの上から箱をかぶせて(前方は開けておいて)、その中に手を入れて操作するようにしようと思います。それ以外の使い心地はよく、手触りもいいです。amazonのレビューで、クリックするボタンがかたい、というコメントがありましたが、ぼくは気になりませんでした。最近はクリック音が出ないマウスというのがあり、一度買って、クリックボタンが柔らかすぎて押しにくくて困ったことがありますが、それに比べると(といっても製品によっていろいろだと思いますが…)かたいです。
全体的に荒削りな感はありますが、概ね満足! プラスチックのキーボードは、使っているうちに手垢で汚れて経年変化を楽しめる感じではありませんが、竹のキーボードやマウスは使っているうちにいい風合いが出てくるのではないかと、それも楽しみです。それまで長持ちしてくれるよう、大事に使っていきたいと思います。
竹製 キーボード 【マウスセット】 有線タイプ テンキー付き
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