里芋パスター(里芋湿布)の効果は絶大!関節痛と咳は実証済み

ギターの練習で左手人差し指の関節を痛めてしまい、なかなか治らず困り果て、里芋パスター(里芋湿布)を試してみることにしました。

里芋パスターのことは、自然療法の世界で有名な東城百合子さんの著書「家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法」を読んで知りました。

これによると、里芋パスター(里芋湿布)は、熱のある痛みやねんざ、喉の痛み、乳腺炎、助膜炎、リウマチ熱、癌などの特効薬とのこと。

本では生の里芋をすりおろして、小麦粉(里芋と同量)やおろし生姜(里芋の1割)と混ぜ合わせる方法が紹介されていますが、高松の自然食品店「ちろりん村」に行ったときに、里芋と小麦粉と生姜の粉をあらかじめ混ぜてくれている「里芋粉」を見つけたので、これを買ってみました。


里芋をすりおろすところからだと、よいしょ、という感じですが、粉を水で練るだけならあっという間。


独特のにおいがします(食べるには美味しくなさそうで、この商品はおそらく湿布用なのでしょう)。

作り方は簡単で、まず、この粉に水を加えて、箸やスプーンなどで練ります。今回は指に塗るだけなのでちょっとの粉で済むので、水加減がなかなか難しい。ちょっと水を入れすぎると柔らかくなりすぎて塗りにくくなってしまいます。


今回もちょっと水が多すぎましたが、なんとか塗れました。

東城さんの本では、練り合わせたものを布や和紙に厚さ1センチくらいにのばして包み、患部を生姜湯で蒸した後に貼ると書かれていますが、直接塗ったほうが効きそうが気がしたのでぼくはこうしています(里芋でかぶれやすい方はご注意!)。生姜湯で蒸すのはまだやったことがありません。


うちでは古くなったTシャツをすぐに捨てずに切って掃除用などにストックしてあり、それを使いました。これなら一度使って捨ててももったいなくありません。時々、布の染料が指に移っていることがあり、里芋パスターの吸引力を感じさせられます。なるべくなら、無染色やオーガニックの布を使ったほうが安心かと思います。

本では乾ききらないうちにとると書かれていますが、ぼくはいつも、夜寝る前に湿布しているので、翌朝起きるとパスターがカピカピになっています。指でだいたいはポロっと取れて、残ったパスターは水でふやかせば簡単に取れます。ぼくは皮膚が敏感なほうですが、里芋にはまあまあ強いようでかぶれたことがありませんが、かぶれが心配な方はやはり布でくるんだほうがいいかと思います。

里芋パスターの効果はというと、これを指に初めて貼って寝た翌日から、痛みが和らいでびっくり! 気のせいかもしれないと、最初はちょっと疑いながらだったのですが、毎晩続けること数日…明らかに痛みが消えていき、1週間後くらいにはギターを弾いても指の痛みが全く気にならないくらいになりました。こんなに即効性があるとは、驚きでした。

だいぶ前に、相方が咳がとまらなくなり、1ヶ月以上続いていたのですが、このときはジャガイモで同じようにしてパスター(湿布)をつくって喉に貼ったところ、急によくなって、このときもびっくりでした。東城さんの本にも、里芋でかゆくなる人はジャガイモで代用してもいいと書かれています(皮ごとすりおろすらしい)。

乳腺炎がよくなった、という話も聞いたことがあります。

その他、腫れ物、内蔵の痛み、ねんざ、リウマチ、神経痛、痔、やけどなど、熱を持つあらゆる炎症の万能薬だそうで、これからもいろんなときに試してみたいと思っています。

東城百合子さんの本「家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法」には、里芋パスターのほかにも、こんにゃくの温湿布、生姜湯の湿布、びわ葉療法などの手当法や食事による自然療法など、植物を用いたさまざまな療法が紹介されていて、症状や病気別に治療法を探しやすくなっていて、どこか体に不調があったり、周りで困っている人がいるとこの本を開きます。一家に一冊、かなりオススメの本です。




里芋粉はいろいろありますが、今回はツルシマの商品を使いました。




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