相方手づくりのカレンダーと今年で3年目のLUNAWORKS「和暦日々是好日 旧暦手帳」について。

2019年に入り、もう20日が過ぎようとしています。早いもんです!

日付や予定を把握するのに、記憶だけを頼りにできたらいいなぁと思うけど、なかなかそうもいかないので、カレンダーや手帳の出番。うちでは昨年から相方お手製のカレンダーを使っています。


なんと、ノートに全部手書き! 年が変わる前からコツコツとつくってくれていました。

完全に気に入るカレンダーというのは探すのがなかなか大変ですが、一年間、毎日のように見続けるものなので、自分たちが納得できるものを使いたい。手づくりすれば、不必要な情報は入らないし、必要な情報だけを載せられて、カスタマイズ自由。

カレンダーの左上には、その月の主な暮らしのしごとが書かれています(2月なら、庭木の剪定、農具の手入れ、家具づくり、確定申告の準備など)。時間のかかる大きな仕事をひと目で把握できるようにしておけば、予定を無理に入れすぎなくて済みます。

左下には、その季節の養生食や養生法などが書かれていて、この時期はこういう野菜を積極的に料理に取り入れたほうがいいとか、胃腸を労ったほうがいいとか、日々の過ごし方の参考になります。

農作業の参考になる情報も。


このミミズさんは、「はからめ月のカレンダー」を参考にしているそうで、土を大きくいじらないほうがいいと言われている土用の期間が始まるときにはみみずが土にもぐり、土用が終わるときには土から出てくるイラストがかかれています。


「玄鳥至る」(つばめが来る)、「霜やんで苗出ずる」(霜がやんで苗がよく育つ)など、その月の二十四節気と七十二候も書かれていて、身近な動植物や風物に目を向けるきっかけになったり、種まきの時期など畑仕事の参考にもなります。

全部手書きでつくるのは大変そうですが、手書きで丁寧につくられたカレンダーを見ていると、一日一日を丁寧に過ごそうという気になってきます。

手づくりカレンダーをつくるにあたって、下の本と、この記事の後半でご紹介するLUNAWORKSの「和暦日々是好日 旧暦手帳」を参考にしたそうです。


これならできる!自然菜園―耕さず草を生やして共育ち(竹内 孝功 著)


新版 暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二ヵ月(久保田豊和 著)


春夏秋冬 土用で暮らす。: 五季でめぐる日本の暦(冨田 貴史 著)


手帳は、2016年からLUNAWORKSの「和暦日々是好日 旧暦手帳」を使っています。


旧暦メインの手帳なので、今年は新暦でいうと2月5日から新しい手帳に切り替わります。まだ届いていませんが、今年も注文しました。

この手帳がどういうものなのか、ということや、使った感想は、下の記事に書いています。



一般的な手帳よりも値段が高いですが、これを使い始めると、他の手帳に変える気に全くなれないくらい気に入っています(ぼくは飽き性であれこれ手を出すタイプなのですが…)。

この手帳を使い始めて最初に感じたのは、旧暦メインのため、ページによって何曜日から始まるかが異なるので、曜日の単位にとらわれにくくなったこと。実際、曜日ごとに決まった予定があったりはするのですが、手帳だけでも曜日から自由になっていると、ちょっとした解放感があり、そのちょっとしたことが案外気持ちに大きな影響をもたらすのだと思いました。季節ごとのあれこれの小さなコラムもたくさん載っていて、ちょっとした隙間時間の読書代わりにもなります。使い始めてから、日々の流れがスムーズになったような気もするし、デザインもシンプルで手元に置いておいてうれしくなる手帳です。

それにしても、紙が貴重だったころはみんな予定は頭で記憶していたのだろうと想像しますが、ぼくは紙とペンに頼り切りであまり覚えておらず、今年はもっと頭を使わなければ、と思っています。


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by 硲 允(about me)
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