酒粕で発酵させて炭酸ジュースをつくる。発酵食は楽しい

子どもの頃、炭酸ジュースをよく飲んでいました。コーラにファンタ、CCレモン、デカビタC… 今思えば、よくあんなに炭酸ジュースを飲んで平気でいられたものです(自分では気づかなかっただけで、身体は着実に蝕まれていましたが…)。

最近買った「酒粕のおいしいレシピ 寺田本家【蔵人直伝の酒粕料理帖】」(なかじ 著)という本で、自宅で炭酸ジュースをつくる方法が紹介されていました。


なんと、果汁100%のりんごジュースなどに酒粕を入れておくだけ!

酒粕は、千葉にある自然酒の酒蔵「寺田本家」の「にぎり酒」(発芽玄米酒の酒粕)を入れました。




冬で寒くて発酵がゆっくりなので、室内のなるべくあたたかい場所に置いておきました。瓶のフタはゆるめにしめて、毎日開けて振ってみて、様子をみました。2~3日経つと、ぶくぶく泡が出てきて完成!


写真では分かりづらいですが、見事な炭酸りんごジュースになっていました。一般的な炭酸ジュースよりも泡のキメが細かくて、口の中にやさしい感じ。人工的な炭酸ではなく、酒粕にいる菌による発酵で生まれた炭酸、身体によさそうです。りんごジュースの風味も元々より美味しくなった気がします。

ぶどうジュースも同じ方法で炭酸ジュースにしました。

一般的な炭酸飲料は、砂糖がたくさん入っていて到底身体にいいものではありませんが、これなら安心して美味しくいただけます(かといって飲み過ぎはよくないですが!)。

日本では自宅で勝手にお酒をつくるのは法律で禁じられていますが、このまま放置しておけば、そのうちお酒になり、それを過ぎるとお酢になるそうです。

炭酸ジュースは買うもの、とばかり思っていましたが、これを一度つくってみると、炭酸ジュースは買うものではなくつくるもの、という認識に変わります。買うよりもつくるほうが美味しくて健康にもいい。世の中、なんでも買うように仕向けられ、それが当たり前と思わされていますが、自分でつくってみるとびっくりするほど簡単で拍子抜けするようなことがよくあります。ヨーグルトとか。炭酸ジュースづくりで、果物ジュースは買っていますが、そのうち、いろんな果物が自分ちの庭や畑でとれるような暮らしがしたいと思っています。

なかじさんの本は、この他にも酒粕を使った美味しいレシピがいろいろ載っていて、一つずつつくってみています。




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by 硲 允(about me)
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