ナス、オクラ、モロヘイヤ、バジルの種とり。種をとり継いでいく楽しみ

春から秋は、田畑の草刈りに追われる毎日ですが、冬はその心配が無い分、心安らかに暮らせます。最近の畑は、大根やカブなどが育っていて、間引きしながら、少しずつ大きくなっていくのを見守っています。去年は寒すぎて冬の野菜たちも大変そうでしたが、今年は穏やかな表情を見せてくれています。

先日、早くしないとと思っていたナスやオクラ、モロヘイヤ、バジルの種採りをようやくしました。

ナスは種とりが早すぎると十分熟していないことがあるらしく、ゆっくり待っていたら、いつの間にかこんなカピカピになってしまっているナスさんもいました…!


写真を撮り忘れましたが、もっとぷっくらした巨大なナスたちもいくつかいました。

カピカピになったナスたちは、一晩水に浸して「戻して」から、水の中でもみほぐして種を取り出します。果実と分けるのにちょっと時間がかかりますが、それほど大変なことはありません。水に浮いてくる種と沈む種があり、浮いてくる種は未熟だったり中身が詰まっていなかったりするので、沈んだ種だけを最終的にザルに集めました。


しばらく天日で干して乾かします。


こちらはモロヘイヤ。さやの中にたくさんの小さな種が入っています。


写真ではわかりづらいですが、種の黒緑色が特徴的。


オクラは油断するとあっという間に大きくなり、食べるにはかたくなるので、そのときはそのまま成長させて種とり用に。迫力の長さになっていました。


バジルはこんな様子で種ができます。


バジルの種(バジルシード)は、水で戻して食べることもできるそうです。


ゴボウは、一度育つと、たくさんできた種が地面に落ちてそこから自然に発芽して、放っておいても次々に育つようになりました。


見るからに強そうな種です。この時期になるとトゲトゲがだいぶ柔らかくなっていますが、できたばかりの頃は触ると痛いくらい尖っていて、周りの草刈りをしていると服にくっつけてしまって取るのが大変になります。


トゲトゲ君の中に細長い種がいくつも入っています。

自分で野菜を育てるようになるまで、野菜の種がどんな姿かたちをしているか興味もなかったのですが、普段食べている野菜の種がこんなのだと初めて知るときはちょっと感動します。

種を毎回新たに買うのではなく、自分でとり継いで育てていくと、野菜の子ども、孫を育てていく感じで、また違った喜びがあります。


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by 硲 允(about me)
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