豆乳とレーズンだけで簡単につくれるヨーグルトと柚子ハチミツ


ヨーグルトは買うものだと子どもの頃から思い込んでいましたが、ヨーグルトはつくるものに、いつの間にか、なりました。

一番簡単なのは、成分無調整豆乳を常温で放置しておくだけ。どんな豆乳を使うかと、部屋にどんな菌がいるかによってどんなヨーグルトになるかが違ってきますが、失敗することは稀ではないかと思います(腐ってしまったことは今までありません)。土壁の古民家でつくるのと、クロス張りの部屋でつくるのとでは、同じようにしてつくっても違ったヨーグルトができました(前者のほうが美味しくできた)。古民家の方では味噌やぬか床など、既にいろんな発酵食品をつくった後だったので家の中にいろんないい菌が棲みついていたというのもあるかもしれません。去年の夏に暑すぎてプチ引っ越しした新しい家もだんだん発酵場になりつつあります。

豆乳をそのまま放置してもヨーグルトになりますが、ヨーグルトに玄米、麻炭パウダー、酒粕などを入れて発酵を促進する方法もあります(詳しくは前に書いた記事をご覧ください)。最近は、豆乳にレーズンを入れるだけの方法を実践中。


うちでは冷蔵庫を使っていないので、2人で1回で食べきるのにちょうどいいこれくらいのサイズの瓶でつくっています。豆乳にレーズンを8粒くらい入れて常温で置いておくだけ。


そのうち固まってヨーグルトになります。最初につくるときは何日かかかるのですが(必要な期間は温度やつくる量によります)一度できたら全部食べきらず、少しだけ残しておいて、再び豆乳とレーズンを足せば、冬でも1日でまたヨーグルトになります。

うちではイオンブランドのオーガニック無調整豆乳を使っています(この豆乳はクセがなくて美味しいヨーグルトができますが、においのキツい豆乳でつくるとあまり美味しくないかもしれないのでご注意!)。

すっきりとした風味で、一般的な市販のヨーグルトが苦手な方でももしかすると食べられるかもしれません。いつもハチミツをかけて食べています。

柚子ハチミツもつくりました。


ゆず(無農薬のものが安心)の皮を千切りにして、ハチミツに漬けておくだけ。



昔はりんごやアロエの入った甘すぎる市販のヨーグルトをよく買って食べていたけど、こんなヨーグルトが簡単につくれることをもっと早く知っていればなぁ。夏になると常温だと発酵するのが早すぎてあっという間にブクブクしてヨーグルトの次の段階に入ってしまうので、夏までのお楽しみ。生きた元気な菌のいるヨーグルトを食べていると、お腹の調子もいいようです。


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by 硲 允(about me)
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