宮崎からオーガニックが無くなってほしくないので、署名しました。

以前、「宮崎県で杉林の下刈りの代わりに無人ヘリで除草剤散布するとのニュースを見ての私感」という記事を書きました。

その後の経緯は不明だったのですが、宮崎県でご兄弟で山師をされている方たちのブログ『林業ボブマーリー』というブログの記事(「宮崎からオーガニックが無くなる?農薬林業と宮崎の未来」)がSNSで流れてきました。

宮崎県では、無農薬・無化学肥料・有機栽培にこだわった野菜の生産者が増え、オーガニック農業が宮崎に価値を与えているのは間違いなく、さらに畜産業や漁業においても品質の向上に長年努めてきたのに、こうしたこの努力が全て水の泡になると、懸念されています。

つまり、川上の山で農薬を散布すれば、その農薬が川下に流れ、農業や漁業に影響するからです。

そうなると、林業だけの問題にとどまらず、宮崎県に住む人間全員にとっての問題だと、声をあげられています。
だってそうですよね?皆さんが飲む水は山から流れてくる訳ですから。
皆さんが家で使う水の話です。
皆さんが作る野菜に撒く水の話です。
皆さんが家畜の飲ませる水の話です。
皆さんが魚を獲る海に流れる水の話です。
皆さんのお子さん、お孫さんが飲む水の話なんです。

ぼくも含め、宮崎県の農産物などにお世話になっている他県の人間全員にとっての問題でもあります。

後悔する前に議論しておきたい、ということで、署名を集めているとのことで、ぼくも署名しました。
今回の署名は宮崎県行政に対する批判でもなく、除草剤に対する批判でもなく、木材生産に対する批判でもありません。
あくまでも
「宮崎県民(日本国民)のほとんどが知らなかったこの状況をもっと知って貰って、みんなで勉強して議論して、どんな解決方法が最適なのかを見つけたい!」
「その為に一旦除草剤散布実験は中止して下さい!」
「そしてみんなでこの問題について話し合いましょう!」
「みんなが納得する解決方法を見つけましょう!」
という署名です。

署名サイトはこちら

記事も読み応えがあり、現場からの声は貴重です。

山師をしながら、野菜直売所&カフェ「若草HUTTE」やコワーキングスペース「co-ba MIYAZAKI若草通り」も経営されているそうで、いつか訪れてみたいと思いました。


by 硲 允(about me)