室内にばかりいると気分が沈んでくるものです。

東京のアパート暮らしの頃は、室内にいるのが「標準」だったのですが、香川に移住して、畑や庭で過ごす時間が多くなると、一日中、家の中にいるのが辛くなりました。太陽のありがたさがようやくわかりました。

太陽の光がよく入る室内ならそれほどでもないのかもしれませんが、古民家は軒が長く、夏に涼しい設計になっているので(温暖化で最近は夏も暑すぎますが…)、居間や台所にあまり光が入りません。比較的新しく建てられた離れも、窓の外から家の中が丸見えなのでよしずやカーテンを使っていてこちらもあまり光が入ってきません。

太陽の恩恵を充分に得るには、外で過ごすのが一番です。一日中、外にいるのが難しくても、朝一番で外に出て、草花を見ながら新鮮な空気を吸うだけでもずいぶん気分が違ってきます。

自由に過ごせる自分の家の中でも、光が充分に入らないと気持ちが沈んでくるくらいなのだから、牢屋なんかに入れられている人たちは大変だろうと思います。健全な精神を取り戻すには、暗い場所でじっとしていてはなかなか難しいだろうと想像します。かといって、真夏の真っ昼間の炎天下で畑仕事を義務付けられたりするようなのも困りますが。ちょっとした菜園があって、自分たちで育てた作物を食べられるようになっていればいいのではないかと思います。

気持ちが晴れないときは、あれこれ思い悩むよりも、外に出てちょっと畑仕事をすると気分がすっきりすることがよくあります。そういうときは、疲れきるまで働かず、ほどほどで。

ぼくは比較的、好きなときに外で過ごせる環境で暮していますが、一日中、オフィスにいる仕事をしているような場合も、昼休みになるべく緑の多い場所を散歩するだけでも気分が違ってくるかもしれません。ぼくもオフィス仕事をしていた頃、昼休みになると、近所のマンションに設けられた小さな公園のような場所でお弁当を食べていました。草花や木々や鳥を見ていると、ゆったりとした気持ちになってきます(オフィスに戻りたくなくなってきますが…)。

フリーランスになって東京の自宅で仕事をしていた頃も、夕方になると、決まって相方と一緒に近所の公園まで散歩しました。パソコンで会議をした後などは、とくに狭苦しく感じて脱出したものです。


公園の池のカモを見て癒やされました。そういえばこの頃から、鳥は食べるものじゃないと思うようになって、基本的にお肉を食べなくなりました。

結論:外で過ごすと元気がでる。散歩は大事!


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by 硲 允(about me)