畑帰りのおやつに桑の実を。

畑仕事をするといい感じにお腹が減ります。これだけ暑くなってくると、喉もすぐに乾きます。ひと仕事して、家に向かって歩くときには、お腹も空いて喉も乾いて…という状態で、そんなときが一番美味しいんです。


畑と家の中間地点に、野生の桑の木が生えています。去年まではごく小さな実をつけ、甘みもいまいちだったのですが、一年の成長は著しく、今年は実がひと回り大きくなり、甘みも増しました。


最高のおやつです。巨峰のような色になると完熟。まだ赤みがかっているときは、甘みが乗りきっていません。

黒いのを探して、指でつまんで、パクパク、の連続。慣れてくると早業。そのうしろを、車や自転車が通り過ぎていきます。子どもも通り過ぎていきますが、見向きもしません。昔の子どもたちはこういうのをおやつにしてたんやろなぁーと思います。口のまわりを紫色にして食べていた、という話を聞きます。ぼくは口のまわりはまだ紫になったことがなくて、食べる勢いが足りませんが、たくさん食べると指や爪は紫になります。紫になると、食べた、食べた、という気になれます。Tシャツに紫をつけて帰って、桑の実食べたな、と相方に発見されたこともあります。

桑の実は、小さな木が一本生えているだけで、毎日のように食べても食べてもまだあります。あちこち、桑の木だらけにしたいものです。


【関連記事】

by はざま まこと(about me)