福井大麦倶楽部の六条大麦ストロー。これぞ本来のストロー(straw)

世界的にプラスチックごみの問題がいよいよ切羽詰まり、ストローもプラスチックのものはやめよう、という動きが広がっています。

ストローといえば、英語でstraw、つまり「藁」なわけで、麦わらなどをストロー代わり、というか、それが本来のストローなので、自然のものをそのまま使えばいいんじゃないかと思いますが、お店で使ったり商品化するとなると、今の時代、衛生がどうの…ということになるので、なかなか難しいんかな、と思っていました。

いやいや、やろうと思えば可能なようです。

福井大麦倶楽部という会社が、六条大麦の茎を使ったストローの商品化を実現したそうで、2019年7月に発売予定とのこと。



プラスチック以外のストローの需要が出てきたからつくったわけではなく、2010年の創業時から、夏場に麦茶を購入するお客さんへのプレゼントとして、代表のおおむぎママさんが手づくりされていたそうです。会社を訪問される方に出す麦茶に差してわたしたり。

福井大麦倶楽部のウェブサイトを見ると、麦わらのストローづくりの発端はさらに前にさかのぼるそうで、

私たちが会社を立ち上げる前、15年程前にさかのぼります
私は自宅のある地区の保育園で保育士をしておりました
担当の子どもたちを連れて我が家の麦畑まで散歩に行き
ちょんちょんと麦を切ってこのストローを使ってお茶を飲んで遊びました

とのこと。

ほかの麦の産地などでも、大麦の茎でストローを作って
町おこしやカフェでの使用などの動きも聞こえてくるようになりました
それと一線を画すのは、『おおむぎママの麦ストロー』は
環境問題が起点となって商品化されたのではなく、
元々あった 麦畑と福井の大麦に気持ちを添えた商品の完成形であるということです

そういうストーリーのある商品、いいなぁと思いました。

10本入りと、250本入りがあり、こちらから購入できます。プラスチックのストローより当然値段は高くなりますが、福井県内外の飲食店や宿泊施設が関心を示しているそうです


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by 硲 允(about me)