ヨガマットのPVCに注意。天然素材(天然ゴムやオーガニックコットンなど)使用のマット4選

「プラスチック・フリー生活 ~今すぐできる小さな革命~」(シャンタル・プラモンドン、ジェイ・シンハ 著、服部雄一郎 訳)という本を読んでいると、ヨガマットの多くはポリ塩化ビニル製だと書かれていました。

ポリ塩化ビニル(塩ビ/PVC)は、本書ではプラスチックの中でも「絶対避けたい」ものに分類され、そこから漏れ出す恐れのある有害物質として、ダイオキシン(発がん性)、フタル酸エステル(生殖発生毒性)、BPA(内分泌撹乱作用)、重金属(鉛、水銀、カドミウム)が挙げられています。

ぼくの使っているヨガマットも、最初は特にイヤな臭いがし、おそらく塩ビ製だと思います。その頃は何も気にしていませんでしたが、肌や呼吸器の近くでしょっちゅう使うものだし、安全な素材を使いたいものです…。

PVC製以外にもオーガニックコットン、麻、天然ゴム、ジュートなどでできたヨガマットがあるとのことで、amazonで検索してみたらいろいろ出てきました。



こちらはポリウレタンと天然ゴムでできていて、PVCやフタル酸エステル類、重金属などの毒物が含まれず、無臭とのこと。スイスのSGS認証というのを取得しているらしいです。天然素材100%のヨガマットは値段もそれなりにしますが、こちらは比較的安価。




この商品もSGS認証を受けた、TPE(熱可塑性エラストマー)製。有害物質を含まず、アレルギー率を大幅に下げ、リサイクル可能とのこと。




これは「天然由来のサステナブル・ゴム」を使用し、PVC不使用。通常の埋め立て地条件下において1〜5年で生分解するそうです。
独自のガイドマーカーシステムAlignForMeには、インクによるプリントではなくエッチング加工を採用し、マットのレイヤー同士の結合にも、革新的な熱接合プロセスを採用。人体にとって少しでも有害な物質や材質の不使用を徹底しています。包装はすべてリサイクル可能な材質を使用しており、もちろんプラスチックも不使用です。
とのことで、いろんなところにこだわりが見えます。




これもよさそう。オーガニックコットン100%の手織りで、着色にもオーガニック天然染料を使用し、製造工程では一切の化学薬品を排除しているとのこと。

GOTS(国際オーガニックテキスタイル規格)の100%オーガニック認証を受けていて、下の基準に沿ってつくられているそうです。

  • 紡績などの機械に使うオイルは、すべて植物性
  • 原糸や製品の洗浄に使う洗剤は、天然洗剤(ソープナッツを使用)
  • 染色には、GOTS認証取得のオーガニック天然染料を使用
  • 染色に使う炊き出し用の燃料は、薪を使用。
  • 環境に負荷をかけないよう配慮する
  • 水資源を大切にする
  • GOTS基準で禁止されている、いかなる薬品を使用しない


こういう製品はそのへんのお店にはなかなか置いていませんが、調べてみたらいろいろあるものです。次に買うとしたら、最後に紹介したオーガニックコットン製かなぁ…。


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by 硲 允(about me)