「秘法!超能力仙道入門」(高藤聡一郎 著)を読んで。超人的仙人になるための修行法が詳しい

Amazonでなにかの本を調べていて、関連書籍をたどっていったら「秘法!超能力仙道入門(高藤聡一郎 著)」という本に出会い、見るからにあやしそうな本ですが、レビューを読んでいると気功の本として評判がよく、気になったので注文しました。



本の最初のほうで、昔の中国にいたとされる超人的な能力をもった仙人の話がいろいろ紹介されています。快楽追求型の仙人もいたそうですが…(ドラゴンボールというアニメにでてくる亀仙人みたいなのは実際にいたんだなぁ)。

強烈な気のパワーを使って石や鉄を叩き割ったりする「硬気功」という技があるそうで、これについては、頭の上に大きな石を乗せて誰かがハンマーかなにかで叩き割っても怪我一つしない人や、お腹の上をトラックが走っても平気な人のパフォーマンスの様子の写真も載っていてびっくり。真似したいとは思いませんが、気の使い方によってはそういうことも可能なのでしょう。

そんな荒業はいきなりは無理ですが、初心者にはまず、手のひらで気を感じるトレーニングが紹介されています。

ぼくは昔からある程度感じることができましたが、レイキのアチューンメントを受けてから、さらにはっきりと感じられるようになりました。

気の送り方、取り方、についても説明されています。レイキでは、相手に手を当て(あるいは触れずにかざし)、自分の外側にあるレイキを自分の中を通して相手に送る、というものですが、ここでは気を相手に送るか、相手から取るか、のどちらかで説明されています(他にもいろいろあるのだろうと思いますが…)。レイキでも、相手に対してヒーリングを行う際にヘタすると自分のエネルギーを使って疲れてしまう場合がある、といわれます。ぼくはまだそういう経験がないのですが、自分が扱っている気がどういうものなのか、それがどこからどこに向かって流れているのかを把握しておくことが重要だろうと思います。

レイキでは、相手に気を送る一方で、相手から気を取るような話が語られるのを見聞きしたことがなく(ヒーリングのためのものなので当たり前かもしれませんが…)、新鮮でした。相手から気を取ろうとは思いませんが…。

動物や植物、モノから気を取ることについても書かれています。著者は、電気のコンセントに手をかざして、2時間くらいかけて気を吸い取ってニンニク5~6個分の精力を得たことさえある、と大真面目に書かれていますが、「ニンニク食べたほうがいいんちゃうん!」と思って笑ってしまいました。

自分の気を送ってしまって弱ったときに気を補う方法として、一番即物的なのは、太陽や電熱器に手をかざして熱の形でエネルギーを吸収する方法だと書かれています。電熱器からエネルギーをもらおうとは思わないけれど、太陽ならいただいてもいいかも、と思いました(これまた、ドラゴンボールの元気玉のようなものでしょうか…)。

手を当てて病気の場所を見つける話も書かれています。レイキでも、手をかざすと、調子がわるいところは手のひらにビリビリとしたものを感じてわかることがあります。この本では、手をかざしていて冷たい感じなら衰退姓の疾患(胃の機能低下、腎臓の機能低下など)、モヤモヤした感じやパーッと放射してチクチクした感じなら亢進性の疾患(急性胃炎)だと書かれています。

衰退姓の場合、手をかざしてもらうのを相手は好むけれど、亢進性の場合は相手がとても嫌がることが多いそうです。たしかに、食べ過ぎなどで胃が重たいようなときは手をかざしてもらうと気持ちいいですが、歯が痛いときは手をかざされるのが嫌だったことがあります。

衰退姓の場合、いつまでも手をかざしていると相手に気をどんどん取られて手が冷たくなったり胃のところの気がスッポリ取られて元気がなくなったりする、と書かれていますが、これは自分の気を使っている場合だろうと思います。

この本では、気を感じる基礎的なトレーニングにはじまり、仙道の修行法がずいぶん詳しく紹介されています。最後のほうに載っている「大周天」の修行中の著者の体験を読んでいたらおそろしくなりました。背中をゴーッという感覚が突き抜けて、頭ンのてっぺんにすごい衝撃がかかって体が浮き上がりそうになったり、頭のてっぺんが裂けて閉じたり開いたりの感覚が1年くらい続いたり…。ヘタしたらえらいことになりそうです。インドのクンダリニー・ヨガでも、クンダリニーというのが頭に上がったまま下りなくなって、そのすさまじい熱にやられて死んでしまった人がけっこういるとのこと…。あせったり途中を飛ばしたりして、取り返しがつかなくなった人を著者は何人も見ているとのこと! どんな行を行う場合でも、一歩一歩、着実に進むのが無難とのことで、それはそうだろうと思います。

そんな話を読んでいると、本の解説に習うだけで、そんなおそろしいことになり得る修行をしようとはとても思えませんでしたが、そんな世界もあるんだなぁ…。こういう修行に毎日何時間も使うより、ぼくはもっと確実に成果が出そうな方法を好みますが、こういう修行に夢中になる方も気持ちもわからないでもありません。ドラゴンボールを夢中で見ていた子どもの頃は、空を飛ぼうとしてたもんなぁ。あの頃にこの本を与えられていたら本気で修行したかも!? 超人的技を使える仙人を目指すなら、参考になるところがたくさんあるのではないかと思います。


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by 硲 允(about me)