ぼくが学生だった頃、祖母がよく、遠くからエネルギーを送ってくれました。ここぞという力を発揮しなければいけないとき、例えば受験のときに、その時間帯をきかれ、ぼくが受験を受けている間中、祖母はエネルギーを送り続けてくれていました。
当時は、それがどういうものなのか知らず、効くのかどうかもよくわかっていませんでしたが、何時間も時間を使ってそういうことをしてくれるのはありがたいことだと思っていました。
それが「レイキ」というものだと後から知ったのはいつのことだか忘れましたが、ぼくはだんだんレイキに興味を持ち始めました。
東京でお世話になっていた美容師さんがレイキを学ばれていて、もともと輝いている方でしたが、ますますエネルギーを増しているようで、その方がオススメされるので、ぼくも習ってみたいと思うようになりました。
レイキには、「アチューンメント」というものがあります。宇宙(自然界・大気中)に偏在するレイキ・エネルギーを自分の中に取り入れるパイプの詰まりを取る作業といったようなものらしく、それを受けるにはたいてい数万円かかります。
アチューンメントというのは本当に効果があるのか疑問があり、受けるのも安くはないので、ぼくはすぐに受ける気にはならず、東京では受けずに香川に移住してきました。
香川に来て、田畑で野菜を米を育てる暮らしを始めてから、特に田畑から戻った後、両方の掌を近づけるとわずかにびりびりとしたものを感じるようになりました。レイキ・ヒーリングというのは、掌を身体に当てて行います。レイキのアチューンメントを受けていなくても、多かれ少なかれ、誰しもそういう能力を持っているそうです。「手当て」という言葉があり、体の痛いところがあれば、自然と手が行きます。人間は本能的にそういう能力があることをわかっているようです。
ぼくはレイキ・ヒーリングができる気になって、実家に帰省したときに両親の体の調子のよくないところに手をかざしてみると、腰痛や肩の痛みがおさまったと言われ、やはりそういうことは可能なのだと自信をつけました。
この能力を高めたいと考え、大阪へ用事で行くついでに、NPO法人 日本レイキ協会というところでアチューンメントを受けることにしました。
「初級」「中級」「上級」とあり、最初は「初級」からで、1日の講習です。
午前中の講義は、知っているような話が多くて退屈で、エアコンの効いた部屋に座りっぱなしで体が冷え、この流れで午後のアチューンメントに入って大丈夫だろうか、という感じでした。
ところが、アチューンメントを施してもらったあとは、気持ちが軽く、晴れやかになり、体もあたたまってきました。受講生同士で、手から出るレイキを互いに感じたり、呼吸法の練習をしたり、互いに簡単なレイキ・ヒーリングを行ったりしました。
その日の講習が終わる頃には、温泉から上がったばかりのときのように、体がぬくもり、余計な力みがほぐれていました。
帰りの高速バスの中で、掌を合わせたり少し離したりして、レイキの流れを感じてみました。アチューンメントを受ける前よりも、びりびりとした感覚(レイキ・ヒーリングの用語では「ひびき」と言われています)が少し強まっているように思いました。
一緒に受講した相方は、もともとは手にひびきを感じなかったのに、アチューンメントを受けた後はそれを感じるようになり、その違いはぼくにもわかったので、アチューンメントの効果を確信しました。
初級の講習を受けたあとは、「21日間の自己浄化期間」というのがあり、その間は毎日、自分の体の12箇所に順番に手を当てていきました。体の調子のわるい部分は自分でもわかり、ひびきが強かったり、他の箇所よりも長く手を当てていたくなったりします。
日本レイキ協会の「初級」のテキスト |
ぼくは毎朝ヨガをしていて、レイキの自己ヒーリングもすると時間が結構かかり、レイキは最近はさぼっていますが、レイキも続けていきたいと思っています。
「中級」のアチューンメントを受けると、遠隔で他者にレイキ・ヒーリングができるようになるとされていて、それも未知の領域なので、そのうち「中級」を受講してみたいと考えています。
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レイキの入門書としては、こちらが楽しく読めておすすめです。
レイキで心と体を浄化する本
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