マイナンバーは受け取り拒否できる。罰則は無いらしい


マイナンバーの番号通知が届きました。

「これどうする?」相方が言いました。

「まぁ、もう番号振られてもたわけやから、どうもできんのちがうん? 個人情報はもうすでに管理されいて、やろうと思えばアクセスし放題やろし…」

「勉強してないな…」

さて、ようやく勉強しはじめました。

マイナンバー制度というのは、国民に番号を振って、個人情報を1つの番号に紐づけして管理するもの。それによるメリットとして、①行政の効率化、②国民の利便性の向上、③公平・公正な社会の実現が謳われていますが、たいしたことはなさそう。

本当の目的は違うところにありそうです。フリージャーナリストの田中龍作さんは、「最大の狙いは徴税の強化だろう」と分析しています
国民すべてを番号で管理し、1円に至るまで把握して徴税しようということだ。銀行や郵便局の預貯金口座をいくつもに分散させても、「名寄せ」ならぬ「番号寄せ」で、一秒もかからぬうちに一円残らず捕捉されてしまう。
そして、恐ろしいのは、監視社会の強化、民主主義の危機、個人情報の漏洩です。総務省が自ら、「社会保障・税番号大綱」の中でその危険性を挙げています。
一方、個人情報の有用性が高まれば、扱い得る情報の種類や情報の流通量が増加し、情報の漏えい・濫用の危険性も同時に高まることから、情報活用の場面における不正は防がねばならない。もしこれを疎かにするならば、国民のプライバシーの侵害や、成りすましによる深刻な被害が発生する危険性がある
仮に、様々な個人情報が、本人の意思による取捨選択と無関係に名寄せされ、結合されると、本人の意図しないところで個人の全体像が勝手に形成されることになるため、個人の自由な自己決定に基づいて行動することが困難となり、ひいては表現の自由といった権利の行使についても抑制的にならざるを得ず(萎縮効果)、民主主義の危機をも招くおそれがあるとの意見があることも看過してはならない。(「社会保障・税番号大綱」p. 15、太線は著者)
さっそく、マイナンバーを利用した詐欺電話が多発し、数百万円をだまし取られた事件も起こっています。

マイナンバーの危険性については、「共通番号いらないネット」の資料でいろいろ紹介されています。

ぼくもいらないと思ったので、番号通知の封筒を受け取ってしまったけど、送り返して受け取りを拒否することにしました。

マイナンバー法に詳しい、弁護士の水永誠二さんによると、受け取りを拒否することは可能で、罰則もないそうです。
「通知カードの受け取りを拒否することは可能です。簡易書留で送られてくるだけですから、配達員が来ても出なければいい。受け取らないまま1週間が経過すれば、通知カードは市区町村に戻る。それらの自治体から『受け取ってください』と督促が来ますが、それも無視すれば、3ヵ月で通知カードは破棄されます」(「マイナンバー「受け取り拒否」も可能 番号が分からなくても困らない?」livedoor NEWS
この記事では、会社への提出、銀行口座の開設、保険金や年金の受け取り、病院の受診など、マイナンバーの提示が想定されているケースにおいて、番号がなくても問題ないとの見解が紹介されています。

封筒に「受け取り拒否」と書いて、ポストに放り込んできます。いらないものはみんなで拒否しましょう。









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