カンテボーレのハード系パンが国産小麦に。小麦でこんなに味が変わるとは


家からイオンまで自転車で約20分。店に入るとちょっとひと休みしたくなり、たいてい、オーガニックのりんごジュースと、お腹が空いているときは、タカキベーカリーのパリジャンハーフか、「カンテボーレ(CANTEVOLE)」というパン屋さんのバゲットもしくはバタールを買います。

カンテボーレのバゲットやバタールには食品添加物の乳化剤が入っているので、タカキベーカリーのパリジャンハーフを買うことのほうが多かったのですが、つい最近、カンテボーレのハード系のパンの小麦がすべて国産小麦に変わりました。

タカキベーカリーのほうは小麦の産地を書いていませんが、何も書いていないところを見ると、おそらく外国産でしょう。外国産の小麦は、輸送中にカビが生えたりするのを防ぐために、収穫後に農薬を使用するポストハーベストの心配があります。パンの乳化剤には主に飽和脂肪酸モノグリセリドというものが使われるようですが、これが人体にどういう影響を及ぼすのかは不明です。

安全性の問題はさておき、国産小麦は美味しい! と、今日、カンテボーレの新しいバゲットを初めて食べて思いました。

香川に来てから1年半の間に、外国産小麦だったときのバゲットを何十本も食べてきたので、その味の違いがはっきりとわかりました。国産小麦のほうが、甘味があり、香りもよく、口当たりもいい。前までは、硬くて食べると上の前歯の後ろ辺り(大学の音声学の授業で硬口蓋〈こうこうがい〉と言うのだと教わりました)がざらざらして痛くなるくらいでしたが、国産小麦では、表面がカリっとしているのに口当たりは優しい感じがしました。

香川は自称「うどん県」なのに、ほとんどのうどん屋さんの小麦は外国産。国産小麦がもっと増えていったらいいなぁと、改めて思いました。


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by 硲 允(about me)
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