イオンの店内で。
これ、一般的には「防犯カメラ」と言いますが、イオンでは「安全カメラ」と呼んでいます。
はじめてこれを見たとき、「なるほど!」と思いました。
ぼくはいわゆる言霊の力というようなものを信じています。
言葉には現実を生み出す力があると思います。犯罪を防ぐためのカメラなわけですが、「防犯カメラ」というと、犯罪が起こる可能性がある、ということを前提にしていて、この言葉を見たときに、犯罪が起こるかもしれない、その可能性がある、という思考を呼び起こします。
何かが起こるかもしれない、と思っていると、それが起こってほしくなくても起こりやすくなるということがあるように思います。
だから、「防犯」というよりも「安全」と言ったほうが、ポジティブなイメージが浮かび、実際に犯罪が起こる可能性も低くなるのではないかと思います。
どれくらいの効果があるにせよ、店内のそこら中にあるので、「防犯」とか「監視」といった文字が並ぶよりも、「安全」の文字が目に入ってくるほうが気持ちのいいものです。
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by 硲 允(about me)
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