目標をあえて決めないことにしていた頃と、とりあえずの目的地を定めておく重要性について。

目標とか方針とか目的、計画といったものを定めたくないときが一時期ありました。

自分が何をやりたいのか、自分の内面と静かに向き合っていた頃です。

どこにたどり着きたいのか、自分でもよくわからなかった。そんなときに無理やり目的地を定めると、それにこだわって、自分の心の向かわない場所に行き着いてしまうような気がしていました。

最近は、そういうものを定めることの大切さを再認識しはじめています。

最終の目的地はわからなくても、とりあえずの目的地を定めておかないと、ふらふらふらふら、どこへ進んでいいのやら、行ったり来たり、ぐるぐる廻ってどこにも辿り着かない。

ただし、いったん定めた目的地やそこへ辿り着くための方法に固執せず、柔軟に変化を加えていくことも大事だと思っています。

今はこれ、と決めておく。そして、それに基づいて、どんどん先へ進んでいく。途中で針路を変えても構わない。変えたらなら、また気持ちを新たにして、その方向へどんどん進んでいく。その航海自体を楽しむ。

針路を決めるのに時間をかけすぎない。針路を決めずに海に浮かんでじっとしていると、どこかわからないところへ流されていく。そこがたまたまいい場所ならいいけれど、そうでないかもしれない。行きたい場所は自分で決める。そこへ、自分の力で進んでいく。