寒くなりました。手あぶり火鉢の登場です。


急に寒くなり、炭火の季節がやってきました。

昨年、あまりの寒さに耐えかねて石油ストーブも買ったのですが、まだ灯油を買ってきておらず、今日はお客さんが来てくれるということで、火鉢の出番。


これらは、炭をおこすための道具。

写真の下は「火おこし器」。まずはこれに小さめの炭をいくつか入れて、カセットコンロの火にかけます。カセットコンロの説明書にはそういう使い方をしてはいけないと書かれています。ボンベが熱くなる可能性があるからでしょう。だから、なるべくカセットコンロから離して火にかけています(ある程度離していれば大丈夫そうです)。炭が赤々としてくればOK。熱するのが足らないと、火鉢に移した後ですぐに火が消えてしまうことがあります。

火起こし器にもいろいろありますが、永塚製作所の下の商品は底面が鋳物製で丈夫そうです。




さきほどの写真の上のほうのは、「十能(じゅうのう)」。十通りの使いみちがあるからそう呼ばれるようになったという説があります。火起こし器で炭をおこした後でこの上に火起こし器を乗せて炭を運んだり、燃えている炭を十能に直接乗せて運んだりしています(まだ二通りでしか使えていません…!)。

ぼくは年代物のを中古で買いましたが、最近の商品はスコップ型のが多いようです。

今回使ったのは、去年の冬の終わりにイオンで買った炭。シーズンの終盤でしけっているかもしれないとのことで安売りになっていたのですが、1年経ってもまだ大丈夫でした。

寒いときに手あぶり火鉢が一つあると、だいぶ違います。玄関で火鉢にあたりながら、暗くなるまで相方とお隣さんと話し込んでいました。


その後は、部屋に移動させて、暖をとりながらお茶を沸かしました。結構すぐに沸き、保温できるのも便利です。

木で囲まれている長火鉢の場合、下のほうは熱が遮断されてしまうのですが、金属製の手あぶり火鉢は、底のほうからも熱気がくるので、近くに座っていると足もあたたまります。

炭のパチパチいう音、そしてこの香り、1年振りでちょっと懐かしくもあります。今度、炭で「だまこ餅」(秋田の名物。きりたんぽと似ていますが、串に刺さずに丸めるそうです)をつくろうという話になりました。寒いですが、冬には冬の楽しみがあります。