先日、稲刈りの撮影に来てくれていたアメリカ人のD君が、うちでお昼ごはんを食べているときにそう言いました。
写真が上手なD君は、サツマイモの焼いたのや、大根の塩もみ、きんぴらごぼうなど、料理を全部、いろんな角度から何枚も撮影していました。
“Beautiful!”
なるほどー、日本料理の美しさを思い出させてもらいました。
土鍋を見て、“clay pot!”と言って喜んでくれました。
土鍋って英語でそう言うのかぁと思って“clay pot”を辞書で調べてみると、「土器」という訳が出てきました。たしかに、もともと黒い土鍋を薪の直火で使用して真っ黒になっていて、「土器」という感じかもしれません。ちなみに、「土鍋」は“earthen pot”とも言うようです。
美しいものも、毎日のように見ていると、感動が薄れてきがちです。
香川に移住してきた当時、電車の窓の外に田んぼの風景が広がり、駅から自転車で家まで移動するときに遠くに山が見えるだけで感動していました。今では日常の風景で何気なく眺めていますが、ときにはそういう日常の美しさをじっくりと味わいたいものだと思いました。
by 硲 允(about me)twitter (@HazamaMakoto)
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