たまには負荷をかけてみる


たまに、いつもより自分にちょっと負荷をかけてみる、というのもわるくない。

最近、ブログの記事のストックを書きためておこうと思い、1日に3本くらい書いていた。1日に3本書くとなると、日常生活の中でいつも異常に頭を働かせて「ネタ」を集める必要がある。特に「ネタ」を意識せずに暮らしていると1日に1本書くのがやっと、という感じでも、3本書こうと思って過ごしていると案外見つかるのが面白い。予約投稿した記事のストックが充分たまったので1日1本に戻すと、急にラクに感じ、たまに負荷をかけるのも大事だと思った。

ブログ記事を1日に4~5本くらい書いていた時期もあった。そんなに書こうと思うと、毎日けっこう時間を使うことになり暮らしの仕事があまり進まないし、頭が「ブログ脳」になりすぎるし、ということでペースを減らしたが、急に1本に減らしたときはめちゃくちゃラクに感じた。

負荷をかけるといっても、かけすぎでは疲弊してくる。夏は早朝と夕方にそれぞれ2~3時間くらいずつ畑仕事をすることが多いが、毎日休まずに朝夕畑仕事をしていると、だんだん疲れがたまってくる。香川暮らしをはじめて最初の頃は、無理してでも動いて体力をつけようとしていたが、動けば動くほど疲弊して体力が衰退していることに気づき、ほどほどにしておかないと体力をつけるどころではなくなってくることに気づいた。

無理してでも作業を進めないといけないこともあるが、寝ても疲れが充分にリセットされず毎日徐々に疲れが蓄積してきているなぁと感じたら、作業量を減らすことにしている。夏の場合は、早朝だけ畑仕事をして夕方は休みにし、それをだいたい2~3日続ければ体力が回復したのを感じる。目安は、早朝に畑に向かって歩いているときの感じ。疲れがたまっていると、長靴に履き替えるだけでも体が重く、畑に向かって歩いているだけでも疲れを感じる。いざ作業を始めると、さっきまでのダルさが吹っ飛んで案外身体が動くのだけど、疲労は確実に蓄積している。

東京で暮らしていた頃は、どちらかというと常に運動不足気味で、身体を動かしたいので電車を使わずに何時間も歩いてお気に入りのパン屋に行ったりすることがよくあった。食事を変えてから体力がつき、どれだけでも動けるような気がしていたが、香川に移住して毎日動き続ける暮らしを始めて、自分の体力の限界を知った。そして、なるべく体力を無駄なことに消耗しないように気をつけるようになった。そういえば今朝、替え歌ならぬ、替え物語で、桃太郎のヘンなバージョンを即興で語っていたら、そんなことにエネルギーを使わないほうがいいと相方につっこまれた。


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by 硲 允(about me)