ビーツの手づくり口紅。リップクリームにも


相方が手づくりした口紅。相方は普段、化粧をしないのだけど、世の中、「化粧をしないと失礼」だと考える人もいまだにいるようで、自分が非難されるだけならまだしも、周りに迷惑をかけるのは避けたく、仕方なく世間に合わせることもたまにはあるわけで、相変わらずおかしな世の中です。「化粧をしない女性は失礼」、なんて考え自体が失礼なわけだけど、人間の固定観念というのはおそるべきものです。

口紅をつけるといっても、自然の素材で手づくりしたもの。


お店で買ってきた無農薬のビーツから赤色をいただきます。

材料は、ビーツのほか、ココナッツオイル、蜜蝋、はちみつ。食べられるものばかり。


時間が経つと分離してしまいましたが、自分で使うには問題なし。

ビーツだけの赤さだと、いかにも口紅をつけました!というほどの色はつきませんが、ツヤは出て、何か付けている感はあります。いい香りがするし、これくらいの色ならぼくも付けても大丈夫かな、と思って付けてみたら、唇がいい具合に潤って気に入りました。リップクリーム代わりにもなります。

生のビーツが手に入らない時期なら、ビーツのジュース(ストレートタイプのもの)でもつくれるかもしれません(試したことはありませんが…)。

市販の口紅で安心して使えそうなものでは、東京で暮らしていた頃から石鹸でお世話になっている「ムーンソープ」というメーカーの「ボタニカルリップグロス」がよさそうです。



色素には紫根(しこん)とビート大根を使用しているそうです。その他の材料は、ひまし油、マカデミア種子油、カカオ脂、シア脂、ミツロウ、グレープフルーツ果皮油、ベンゾインガム(安息香)、ハチミツ。

合成洗剤などの化学物質がリウマチの原因になる、というような話を聞くにつけ、人間の皮膚からの吸収力はあなどれないなぁと思います。特に唇は薄いし、吸収力がよさそう…どうせ口につけるなら、身体にいいものを選びたいものです。


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by 硲 允(about me)