劣化した豆乳?


うちで毎日食べている自家製豆乳ヨーグルト。

つくり方は簡単!


必要なのはまず、無調整豆乳(有機のものがおすすめ)。マルサンというメーカーの豆乳をいつも買っていて、OEMでいろんなストアブランドから販売されていて、イオンや、香川ではフジというスーパーでも買える。

無調整豆乳でも「豆腐がつくれる」と書かれたタイプは、濃すぎて豆の風味が強く、ヨーグルトには多分向かない。

この無調整豆乳を、ヨーグルトをつくりたい分量が入る瓶などに入れて、無農薬のレーズン(油でコーティングしていないもの)をひとつかみ放り込み、常温で放置しておくだけ。冬は発酵の速度がゆっくりだけど、夏なら多分数日で固まってくる。

一度できたら、次からはその瓶の中身を食べきったら、そこに豆乳を足してスプーンでくるくるかき混ぜておけば、夏なら数時間で再びヨーグルトになってくれる。2回目からはレーズンは入れなくてOKだけど、発酵の調子がわるそうだったら加えてもいいかも。

家でいろんな発酵食品をつくったり、土や木や藁などの自然素材を使った家だったりして、家の中にいい菌が住んでいれば、豆乳にレーズンを入れなくても、豆乳を常温で放置しておくだけでヨーグルトになる。

ヨーグルトのパッケージを見ると、こんなことが書かれていて面白かった。

開封後は冷蔵庫(10℃以下)に保存し、賞味期限内にかかわらず、2~3日を目安にお召し上がりください。豆乳が劣化し、固まる可能性があります。



豆乳が「劣化」!

たしかに、ヘタすれば体によくない菌が増えて美味しくなくてお腹をわるくするようなものに変化する可能性がある。一方で、乳酸菌が増えてうまくいけば美味しいヨーグルトになる。ひとまとめに「劣化」としてしまうのはどうかと思ったが、どう変化するかわからないし責任をもてないので、こう書いておくのが無難なのだろう。

それにしても、豆乳でこんなに簡単にヨーグルトがつくれることが知れわたったら、普通の市販のヨーグルトは苦境に陥るのではないかと思うこともある。とはいえ、好みはそれぞれ…牛乳でできたあのヨーグルトじゃないとダメだという方もいるだろうけれど、ぼくは断然、豆乳ヨーグルトのほうが好き。

最近はますます暑くなってきて発酵のスピードが速まり、朝食べて仕込んでおくと昼にはヨーグルトになり、夕食のときにもまたできているので、1日3回、豆乳ヨーグルトを食べている。発酵食品を食べまくっていると、腸内細菌の状態にもよさそうで、新型コロナに接触してもまぁ大丈夫だろうと思えてくる。


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by 硲 允(about me)