「こたつにみかん」は冷えのもと? そんなときは「焼きみかん」。


先日、体を冷やしすぎて、熱を出して一日寝込んでしまいました・・・。本格的に寒くなったので、油断しないように体の冷えには要注意です。

食べ物には体を温める陽性のものと、体を冷やす陰性のものがあります。普段は陽性の玄米を食べているのですが、外食が続いて陰性の小麦ばかり食べていたのもよくなかったかもしれません。パンにラーメンにうどんにクラッカー・・・。そして、寒い夜道を帰ってきて、夜に陰性の果物をいろいろ。夜中に冷たいギターを抱えて練習し始めたのがトドメだったようです。

冬といえば「こたつにみかん」ですが、ふと、これは健康にはどうなんだろうと思いました。

こたつに使われている電気の熱というのは、陰性のエネルギーだとされています。体の表面は温まりますが、芯までは温まらないように感じます。焚火に当たっているときの体の温まり方との違いは明らかです。かといって、体を冷やすわけではなさそうですが、ずっとこたつに入っているとぼくは体がだるくなってきます。そのまま寝てしまうと風邪をひくこともあります。使い方には要注意です。去年、炭のあんかをヤフオクで落札して、まだ使っていないのですが、今年からそれをこたつに入れて使ってみる予定です。

みかんは、全体的には陰性だとされていますが、皮は陽性らしい。みかんの皮を干したものは、漢方では「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、健胃剤やせき止めなどに使われるくらいです。

自分で皮を干して食べるのはちょっと大変ですが、簡単に皮を食べる方法があります。「焼きみかん」です。「焼きみかん」は、香川に移住してから初めて食べました。今年は、山のキャンプと山のクリスマス会で。

香川出身の方に、「焼きみかん」は収穫して時間が経ってぶよぶよになったみかんを使うとおいしいと教えてもらいました。香川出身の別の方は、「みかんは買うものではなく、腐らさんようにするもの」と言っていました。「焼きみかん」は、腐りそうになったみかんを美味しく食べるための知恵なのかもしれません。

焚火で焼いた「焼きみかん」は、香ばしくて、甘味が増して、ちょっと焼き芋のような風味がしました。外の皮まで食べられます。ぼくは酸っぱいみかんが好きで、甘ったるいみかんが苦手なのですが、「焼きみかん」の甘さは嫌ではなかったです。家で簡単に作るには、ストーブの上に乗せておくだけでいいそうです。

皮まで食べるなら、無農薬のみかんが安心です。




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