何に撒いているのだろうとよく見てみると、玉ねぎでした。「うわー、これは食べたくないなぁ」と思いましたが、これくらい農薬のかかっている野菜も時々食べていることでしょう。
帰ってから相方に報告しました。
「そんなんも食べてるやろなぁ」と相方。やっぱりなぁ。
自分の畑では農薬を使わないし、たいてい無農薬の野菜しか買わないのですが、外食ではそうも言っていられないこともあります。
「あんなん食べたら一発で死ぬで!」と思わず冗談を言うほど、衝撃的な光景でした。
おそらく農薬を使っているだろうというものを食べるときは、まぁ大丈夫だろうと思って食べることにしていますが、これを見てしまうと、うーむ…という感じです。農薬の使った野菜を毎日平気で食べている人でも、この光景を見ればおそろしくなるのではないかと思います。(たいていは、そのときはおそろしくなっても次の日になったら忘れたり忘れたふりをして、またもとの生活を繰り返すものですが)
とはいえ、農薬を撒いている人も、好きで撒いているわけじゃないんだろうと思います。前に記事に書きましたが(「半分以上の農家さんは、実は有機農業をしたがっている。問題はコストに見合う売り先をどう開拓するか」)、半分以上の農家さんは実は有機農業をしたがっているというデータがあります。
農薬を撒くように一律で指示されていたり、ちょっとでも虫食いがあると売り物にならないといった事情があるのでしょう。いくらマスクや防護服を着用していても、農薬を撒いている本人が、一番たくさんの農薬を吸い込んでしまっているのではないかと思います…。
有毒な噴水を止め、美しい噴水があふれる世の中になるよう、それぞれ、できることをしていきましょう。ぼくはひとまず、黙々と自然農を続け、応援したい農家さんの育てたものを買い続けます。
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by 硲 允(about me)
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